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闘牛トピックス
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平成15年3月2日作成
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「熱 闘」
〜平成13年新春闘牛大会の一コマから〜
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平成15年1月4日「昭和57年生成人記念闘牛大会」(伊藤観光ドーム)
かずヒーゲー vs 勝進王
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互いに1勝同士の対戦。この闘牛場を我が庭のように育ち、体格面でも上回る勝進王が有利と見られていた。
同大会の二組前の取組でも兄弟分に当る軌道王ブルが、若手の有望格あかね企画号を20分を越える対戦の末制していた。
互いにワリ・ツキの応酬で攻め合う両牛!
序盤から中盤にかけては、カブラ気味の角を生かし、柵際に攻められる事無く上手く回り込む勝進王ペースの展開に見えたが、対するかずヒーゲーも闘争心が萎える事無く闘い続ける。
対戦タイムは、この日最長の30分を越えた。
両牛の背中からもくもくと沸き上がる湯気!
舌を出す事も無く闘い続ける・・・
正に、二頭の闘争心を表しているかのような白い煙り。
両牛とも相当のスタミナを消失しているのは確かである。
34分過ぎ、適度な間合いで相手の真眉間めがけてツキ出したのはかずヒーゲー・・・少し下がる勝進王。
今度は相手の角の根元目掛けてワリを入れる!大きな歓声が上がる場内。
そのまま前に出ると、たまらず勝進王は敗走。34分28秒の長期戦に終止符が打たれた。
互いに得意技をくり出し闘い続けた両牛、最後の一踏ん張りが勝敗を分けた。
元旦から5日まで続いた新春闘牛大会・・・それらの大会を体現しているような好勝負であった。 |
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