徳之島闘牛ランキング (平成12年8月20日更新)

ランク
闘牛名・Photo
戦績・体重・年齢・産地
プロフィール・得意技・牛主





風神大王 (Fujindaiou)
12勝0敗

1,300kg

8.5才

岩手産
沖縄で7連勝をして全島一チャンピオンとなり徳之島上陸、チャンピオン決定戦でオオカミを破り優勝旗を獲得。現在5連勝中
見事な角を使ったツキ技からの速攻で相手を圧倒。これまでの対戦タイムは、全て8分以内。 巨体ながらもスピードある攻めもこなし、パワーで相手をねじ伏せる。
5月3日の4度目の防衛戦では、9分01秒でチャレンジャー「東将王」を敗りタイトルを防衛。しかし、押し込まれる場面もあったことで、これまでのように「敵無し」という状態から一変しそうだ。
10月の全島大会は、No.1の井上天一との防衛戦が決まり全国の注目を集める対戦となりそうだ。

ツキ、カケ、速攻

徳之島町井之川 豊 永 武 夫 氏
井上天一 (inouetenichi)
7勝0敗

1,050kg

7.5才

岩手産
戦績は7勝ながら、本年正月の大会で前チャンピオンの「荒鷲」を破ったことで、事実上の全島一チャンピオンとの評価を得ている。
相手に合わせて闘う頭脳派であり、相手もやり手とみるや、一気の攻めでツキ・カケ技を繰り出し腹取りに持っていくが、下手と判断した場合は適当に相手をあしらう面もある。
5月13日サミット記念全国大会で沖縄No.2「はるか花形」を敗り、より評価を高めた。
秋の全島大会ではチャンピオンを破り優勝旗を獲得することができるか?

カケ・ツキ・腹取り

伊仙町目手久 井 上 武 氏
鮫島号 (sameshimagou)
12勝1敗

1,030kg

8.5才

岩手産
沖縄で7勝1敗(その時の名前はたくまトガイ)
徳之島で5連勝中。
スピードある攻めで敵を圧倒。体を引き気味にして繰り出す突き技で、正確に相手のマキ(眉間)を貫く。
危なげなく連勝を続けているが、今後はより難敵との対戦が予想され、どこまで記録を伸ばしていけるか楽しみである。

速攻・ツキ・カケ

徳之島町亀津 鮫 島 文 秀 氏
サンオート荒鷲 (arawashi)
11勝1敗

1,050kg

9.5才

沖縄本島産
徳之島から沖縄に渡り全島一チャンピオンとして徳之島凱旋。平成10年5月「まさみ号」を敗り、全島一チャンピオンとなる。
タイトルを一度防衛するが、現チャンピオンの「風神大王」との対戦を拒否し、優勝旗を返納。
本年正月の1年2ヶ月ぶりの復帰戦で「井上天一」に敗れ目蓋を負傷したが、5月21日の復帰戦で格下の相手とはいえ、見事な勝利で健在ぶりをアピール。戦意・体調共万全と見てこの位置にした。

ツキ・カケ・速攻

鹿児島市 峰 崎 とみ子 氏
亀山竹熊号
(kameyamatakekuma)
7勝1敗

1,000kg

7.5才

岩手産
これまで3頭の全島一チャンピオンを育てたオーナーのもとで 経験を重ね、着実に力をつけている。
本年正月の対戦では、160kg程重い相手に見事な速攻を決めて勝利を収めたことで、評価を高めた。
本年秋の全島大会ではオーナーの念願が叶いチャンピオンへの挑戦が見込まれている。
これまでの実績で荒鷲と入れ替わる形となったが、評価は変わらない。

ツキ・カケ・速攻

伊仙町崎原 亀 山 竹 熊 氏
嶺山建設号
(mineyamakensetsu)
8勝0敗

930kg

9.5才

八重山産
デビュー時の名は「建力号」。
見事な速攻とツキ技で破竹の4連勝を続け高い評価を得ていたが、体調不良と足ケガで1年半近くのブランクを余儀なくされる。
当初は復帰も危ぶまれた程だが、昨年5月に復帰後はベテランらしい試合運びも見せ4連勝している。
去る5月の大会でも50kg程重い相手に勝利して連勝記録を伸ばしたが、 試合内容からこの位置に留めた。

カケ・ツキ・速攻

伊仙町阿三 嶺山建設
東天龍憲仁号
(toutenryunorihito)
5勝0敗

900kg

9.5才

八重山産
自らガンガン攻めるタイプではないが、角掛けから相手の横について体を預け、敵の体力を消耗させる老練な闘いで連勝を続けている。
今後若手の台頭を押さえ、勝ちつづけられるか正念どころである。

ツキ・カケ・首もたせ

徳之島町母間 大 川 正 仁 氏
友人花形 パンダパンダ
(yujinhanagatapanda)
8勝0敗

900kg

6.5才

岩手産
徳之島から沖縄にトレード後デビューし、破竹の5連勝で、再び徳之島にトレードされた。
骨太で筋肉質の体のため、自分より重い相手との対戦を余儀なくされてきたが、決して勝負をあきらめない粘り強い闘いぶりで3連勝中。
今後もハンデを背負っての闘いが予想されるが、どこまで上位を脅かすことができるか楽しみである。

カケ・ツキ・粘り

天城町浅間 丸前グループ
小 力
(kojikara)
10勝2敗

930kg

9.5才

隠岐産
デビュー後2連勝し、元軽量級チャンピオン「龍王」に惜敗するも、それからは土つかずの7連勝。角を巧みにつかったツキ技で相手の集中力を減退させ、腹取りで勝負を決める。
本年正月の大会で「友人花形パンダパンダ」の粘りに屈した感はある。
7月23日の松原大会での復帰戦が期待されたが、代理出場の徳之島台風2號相手に17分と苦戦したため、この位置からの変動はなかった。
現在新しい牛舎にトレードされ、来年正月4日の大会に出場が決まっている。

ツキ・カケ・腹取り

伊仙町犬田布 前鉄筋
クジラ (kujira)
6勝1敗

1,000kg

9.5才

八重山産
沖縄で4連勝して徳之島トレードされた。その恵まれた体格を生かした割り技で闘牛ファンをうならせる闘いぶりを披露したが、「井上天一」に敗戦。
1年のブランク後、昨年11月の復帰戦でマキを真っ赤に染めながらも粘り強く戦い、勝利を収めた。5月21日の「闘魂大力」戦が注目されたが、足を痛め対戦取消し。持病とも言える足病みを克服できないと、今後の闘牛生命にも影響が出よう。

ワリ・ツキ・速攻

伊仙町犬田布 仲 史 信 氏
10
元田ヒラ (motodahira)
3勝0敗

950kg

6才

岩手産
相手としっかり組んでのカップリ四つからの押しを得意とし、決して勝負を諦めない根性強い闘いぶりで勝利を重ねている。昨年正月のデビュー戦、5月の地元喜念場所と危なげなく勝利し、本年正月元旦伊仙大会の横綱戦で芝田号を退け3連勝中である。勝ち星を重ねて、上位牛と対戦することを楽しみにしたい。

押し・返し速攻

伊仙町喜念 元田氏

これからランキング入りが見込まれる闘牛
「佐平1号」(新たくまトガイー):沖縄で2連勝し徳之島上陸後2連勝。対戦相手及び内容に検討課題が残る。
「福田喜和道2号」(マイティボーイ):沖縄で3勝1敗、徳之島上陸1勝。
「闘魂大力あたり実業号」(闘魂大力) :沖縄で2連勝後徳之島上陸1勝。
「スナックスマイル号」 :現在6連勝中、体重900kg。
※「東将王」は沖縄にトレードされたためランキングから外しました。