徳之島町亀津の市街地から県道沿いに伊仙町に向かって車で5分余り走ると、海沿いのログハウスが見えてくる。その手前に、とても風通しの良さそうな大きな牛舎がある。
徳之島闘牛連合会会長という、徳之島闘牛会の大役を担う福田喜和道氏の牛舎である。
その牛舎に一歩足を踏み入れると、整然と並ぶ大型牛の姿に圧倒される。900kgから1トンを越える大型牛4頭が、黙々と草を啄ばんでいる様は圧巻である。
その牛の姿を、我が子のように時には優しく、時には厳しい目つきで見つめているのが福田喜和道氏である。
祖父、父の時代から闘牛を持ちつづけ、幼少の頃から闘牛と関わってきた。 その一方で旅館業や食堂など幅広く事業を手掛け、清掃業と貸しビル業を軌道に乗せ、今は息子さんに事業を任せている。
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