思い出の名牛
風林火山幸山号(元三省花形)
沖縄で活躍していた頃の「三省花形」(写真提供:牛主・比嘉吉男氏)
徳之島では「風林火山幸山号」として活躍 (写真提供:M氏・徳之島町)
復帰記念 全日本闘牛大会のパンフレット(昭和47年12月2・3日)
二日目の大関戦に出場
(資料提供:M氏・徳之島町)
出場牛の紹介、右ページ一番下の左側が三省花形。
ちなみに対戦相手の昆布角白は一番上右側

三省花形の思い出(徳之島町M氏)

(写真提供:牛主・比嘉吉男氏)
確か、三省花形は天城町の青年団が興業を行うために購入して徳之島入りしたはずである。
その闘いぶりを見た伊仙町の幸山氏が購入し、連戦連勝だった。とにかく私もこの牛の闘いぶりをみたくて闘牛場に足を運んだ。わすか800kg余りの体重だったと思うが大角を生かしてのツキ・速攻でファンを沸せてくれ、その技見たさに観客が集まる程の人気牛だった。
池水号(後に全島一に挑戦する)と全島一へのチャレンジャー権をめぐって対戦。体重の無さはやはりハンデとなり惜敗…これが三省花形の徳之島での初めての敗戦だったと思われる。
その敗戦の影響か?その後は、出場しても負ける回数の方が増えたことは誠に残念でならない。
最終的には奄美で興業される闘牛大会に出場するため遠征、彼の地で息を引き取ったと聞いている。
私にとって忘れられない闘牛牛の一頭である。

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