ランク
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闘牛名・Photo
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戦績・体重
年齢・産地
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プロフィール・得意技・牛主
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チ
ャ
ン
ピ
オ
ン
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福田喜和道1号(元 佐平1号)
(fukudakiwamichi)
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8勝0敗
約1,200kg
推定8才
岩手産
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徳之島から沖縄にトレードされ、新たくまトガイーとしてデビュー。前評判で上手と言われる相手との対戦ながら2連勝し、チャンピオン挑戦を目指して、平成12年徳之島に再トレードされ、佐平1号として難無く2連勝。
平成13年5月の3戦目では同じ時期に沖縄からトレードされて来た闘魂大力に圧勝はしたが、脚部への不安を見せた。
その直後に福田氏の元にトレードされ、平成14年正月の全島大会で元沖縄横綱の昆布ヒーゲーと対戦。相手のスピードに惑わされることなく体躯を生かした押しで圧倒。同年5月には若手有望格の幸大白龍王を打ち倒し、起上がって向かって来た相手に慌てることなく完勝。チャンピオン挑戦牛の一翼を担う事を印象づけた。10月の全島大会での横綱挑戦牛有力候補である。
体躯を生かした突き、速攻
徳之島町南原 福 田 喜和道 氏 |
1
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風神大王
(Fujindaiou)
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17勝2敗
約1,250kg
推定9才
岩手産
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沖縄7連勝で全島一チャンピオンとなり、徳之島上陸。平成11年1月チャンピオン決定戦でオオカミを敗り優勝旗を獲得。
平成12年5月の全島一大会までタイトルを4度防衛。10分以内の対戦タイムで相手を片付けてきたが、10月の全島一優勝旗争奪戦で井上天一のカケ技に圧倒され、タイトルを失った。
その後沖縄に再上陸し、3連勝で再びチャンピオンに返り咲き、体重と道具を生かせば敵無しの状態であることをアピール。
再び徳之島に戻ると本年正月の全島大会で、一度敗れたチャンピオン井上天一号を体躯と勝負根性で圧倒。沖縄と徳之島の両方で2度全島一横綱になるという前代未聞の偉業を成し遂げた。
道具を生かした突き、体躯を生かした腹取り
徳之島町井之川 豊 永 武 夫 氏 |
2
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井上天一号
(inouetenichi)
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11勝1敗
約1,050kg
推定8.5才
岩手産
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平成12年正月に元チャンピオンの荒鷲を敗り、事実上の全島一チャンピオンとの評価を得ると、5月13日のサミット記念全国大会で沖縄に遠征し、沖縄No.2のはるか花形を敗る。同年10月満を持して挑戦した全島一優勝旗争奪戦でチャンピオン風神大王を敗り、全島一横綱となった。200kg以上の体重差を全く問題にしない、カケ技・首力の強さは周囲を驚かした程である。
平成13年、松山亮輔2号・亀山武熊号、10月の全島大会では、3週間前に急遽決まった元沖縄横綱の昆布ヒーゲーの挑戦を退けてタイトルを3度防衛。
本年正月の全島大会でチャンピオンとして風神大王の挑戦を受け、2度も相手を柵際に追い込みながらも追い打を決められず敗戦。連戦の疲れもあるだろうが、この位置で様子を見、再起に期待したい。
相手に合わせて闘う頭脳派であり、相手もやり手とみるや、一気の攻めでツキ・カケ技を繰り出し腹取りに持っていくが、下手と判断した場合は適当に相手をあしらう面もある。
カケ押しからの腹取り
伊仙町目手久 井 上 武 氏 |
3
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鮫 島 号
(sameshima) 
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15勝1敗
約1,030kg
推定9才
与那国産
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沖縄で7勝1敗(その時の名前はたくまトガイ)
徳之島で7連勝中。
スピードある攻めで敵を圧倒。体を引き気味にして繰り出す突き技で、正確に相手のマキ(眉間)を貫く。
徳之島デビュー戦ではあわやと言う場面あったが、その後は着実に勝ち星を重ね、平成13年正月の犬田布大会でサンオート荒鷲を倒し、平成14年正月の大会で若手の勇、天龍トラムクを退け安定ぶりをアピール。体格のハンデはありながらも、常に横綱挑戦牛候補に上げられている。
ツキからの速攻
徳之島町亀津 鮫 島 文 秀 氏 |
4
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常勝剛力森号
(jyosyogoriimori)
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3勝0敗
約1,000kg
推定8才
岩手産
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平成11年5月の喜念場所で山口号として大関戦デビュー。トガイの見事な角とバランスの取れた体躯、落ち着いた取り口で見事な勝利を納め、現在のオーナーの目に止まりトレードされた。
平成12年10月の全島大会でも大関戦に出場。ベテランの妙味ある闘いぶりに対しても、慌てることなく勝負どころを押さえて勝利。平成13年5月の大会では体重差のある相手に序盤押される場面もあったが、足運びの弱さを読み切り無難に勝利を納めた。
本年5月の全島一(伊仙)大会で、チャンピオンへの挑戦牛として名前が上がっていたが、諸事情で回避。残念ながら本場所出場がなかったため、前回と同じ位置で様子を見たい。
道具を生かした掛け押しからの腹取り
伊仙町長道 森氏 |
5
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黒天慶久号
(kokutenyoshihisa)
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4勝0敗
約950kg
推定5.5才
沖縄本島産
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平成12年7月の松原大会でデビュー。初場所ながら、全く慌てることなく落ち着いた取り口で勝利を納めた。その後、平成13年正月・5月の全島・10月ナイター大会と勝ち星を重ね4連勝中である。
まだ若いということもあるが、場所を重ねるごとに技・試合運びが巧くなっている。突く牛にはツキ返し、相手の技をがっちりと受け止め、速効を決めようと攻め込んでくる所を打ち返す、返し速効には定評がある。
10月の対清原白虎戦でもあわやと思われたが、そこから回り込むと体重差をはね除けての勝利を掴み、成長ぶりが伺える。
ベテランの引退と若手の台頭により押し上げられる形になったが、今後は同等ランク以上の相手との対戦も予想されるため、安泰とは言えず益々の奮闘が期待される。
ツキ・返し速効
徳之島町亀津 紀 乃 慶 久 氏 |
6
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基山商事運送号
(motoyamasyoujiunsou)
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8勝1敗
約970kg
推定8才
徳之島産
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カブラ角を生かしたカケと突きを得意とし、あわやという場面でも踏ん張る粘り強さで7連勝。
平成13年正月の大会ではニ強大力に回り込んできて勝負を決めるという闘争心の強さを見せ、5月の大会では闘将ゆかりとの熱戦を制して勝ち星を重ねた。
平成14年正月の大会では急遽対戦相手となった大魔人に苦戦しはしたが、決して勝負を諦めない根性を見せつけた。しかし、5月の大会で1年強の本場所出場ながら、4連勝中の赤熊Zを攻め切れず敗戦し連勝がストップした。
前場所の疲れ・調整不足もあり、1ランクダウンで次回の奮起を期待したい。
カケ押しからの腹取り
大阪 基 山 孝 男 氏 |
7
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闘将ゆかり号
(tosyoyukari)
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6勝1敗
約950kg
推定8才
岩手産
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顔つきが二代目ゆかりに似ているということから、最初のオーナーがこの名を付けた。
山田トガイー、二強大力、ちびけんトガイとの連勝牛同士の対戦で不利説を跳ね返す勝利を収めて評価を高め、現在のオーナーにトレードされた。
直後は体調不良もささやかれ、一年以上のブランクが響いたのか、平成13年5月の大会で基山商事運送号を今一歩攻め切れないまま、相手のペースとなり連勝がストップ。その後10月の大会で復帰戦を無難にこなした。
本年5月の大徹戦では、会場を沸せる激しいツキ合い制して勝利を納めた。その内容からより上位へもアップ可能とは思えるが、今回は1ランクのアップで入れ替わりは次戦の内容で判断したい。
ツキからの掛け押し・速攻
徳之島町諸田 佐田建設 |
8
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戦勝一撃
(sensyouichigeki) 
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10勝0敗
約970kg
推定9才
八重山産
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沖縄で未デビューのまま八重山にトレードされてデビューすると怒濤の6連勝。一気に評価を高め沖縄にトレードされて2連勝し、無傷のまま徳之島の現オーナーにトレードされた。平成14年正月の徳之島デビュー戦では、戦闘赤ハチ相手に難無くこなし、同年5月の大会で沖縄でも期待されていた嵐気流と対戦。マキが弱いのではという前評判を覆し、道具を生かしたカケからの速攻で見事な勝利を掴み実力の程をアピールした。
今回はランクインということで、この位置に留め地元牛との対戦内容によって考慮していきたい。
大角を生かした掛け押し・速攻
徳之島町徳和瀬 牧 山 氏 |
9
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たまみ稲妻号
(tamamiinazuma)
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4勝0敗
約1,050kg
推定6才
沖縄本島産
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平成10年10月にデビューし、年ごとに勝ち星を重ね4連勝している。平成13年正月の全島大会でベテラン上木武蔵1号(元大樹)を殊勲賞を獲得する勝負内容で敗り、本年正月の大会で東天龍憲仁の得意技である角掛けを外し、懐に飛び込み打ち倒しで勝利。体躯の充実ぶりをアピールし、一躍脚光を浴びることになった。これからが脂の乗って来る時期と思われる一頭であるが、今回はランクインということでこの位置とし、今後の勝負内容を注目していきたい。
体躯を生かした押し・速攻
伊仙町面縄 関 氏
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9
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上村興業号(元道三姉妹)
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(亀津) |
10
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南海天力号
(nankaitenriki)

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3勝1敗
約1,000kg
推定5.5才
岩手産
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平成13年正月の全島大会でデビュー。デビュ−牛同士の対戦を制し、本年正月の大会ではニコニコグループに不戦勝に近い内容で2秒で勝利。評判通りなのかその実力を計れなかったが、4月の大会で実績のある福清治号(元龍進)と対戦。序盤押されながらも踏ん張るとツキ技にたじろぐ事無く、体重差をはね除けて勝利。十分鍛えられており、成長が見込める若手ということをアピールした。
粘り・勝機を見ての速攻
伊仙町喜念 勝 氏 |
10
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丸正建設号
(marusyoukensetsu) 
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3勝1敗
約1,050kg
推定6才
沖縄本島産
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平成13年正月犬田布大会で面縄不動龍としてデビュー。ベテランのクジラを相手に均整の取れた体格と見事な道具(角)を生かし、前評判以上の内容で見事なデビューを果した。その直後現オーナーにトレードされ丸正建設号と名前が変り、同年10月沖縄からトレードされたベテラン新栄花形に勝利。本年正月には、復帰を期した嶺山建設号と34分余りの熱戦を演じて退けた。正にベテランキラーとも言え上位進出を狙っていたが、同5月の全島大会で雷舞龍也によもやの敗戦。牛だけの責任ではないが、後遺症が残らないよう休養も必要であろう。これをバネに次戦では、これまで以上の闘いぶりを見せて欲しいものである。
道具を生かしたカケ押し
徳之島町亀津 豊 正三郎 氏 |
10
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嶺山建設号
(mineyamakensetsu)
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8勝2敗
約950kg
推定10才
八重山産
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デビュー時の名は「建力号」。
見事な速攻とツキ技で破竹の4連勝を続け高い評価を得ていたが、体調不良と足ケガで1年半近くのブランクを余儀なくされる。
当初は復帰も危ぶまれた程だが、99年5月の復帰戦からベテランらしい試合運びも見せて4連勝していた。
5月に東天龍憲仁号と対戦したが、相手のカケ技に圧倒され防戦一方となり敗戦。本年正月の大会では若手の勢いに抗し切れず惜敗。復活可能か様子を見たい。
道具を生かしたワリ・ツキ、掛け押し、速攻
伊仙町目手久 當実業 |
移籍
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雷舞龍也号

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3勝0敗
約1,050kg
推定6才
沖縄本島産
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元沖縄で横綱クラスにランクされた緑トガイの仔。平成13年5月伊仙闘牛場でのデビュー戦は難無くこなし、同年8月の2戦目で沖縄からトレードされてきたベテランの金城アヨーと対戦。一度柵に張り付けられそうになりながら踏ん張ると、逆に相手を柵に張り付けるという荒法師ぶりを見せる。平成14年5月の3戦目でも上手と見られていた相手牛・丸正建設の懐にいきなり飛び込んで戦意喪失させて連勝を伸ばした。勝負の世界で勝ち抜くには、そのような知恵や駆け引きも必要とであろう。今後どのような闘いぶりをみせてくるか楽しみにしたい。今回は、やはりランクインということでたまみ稲妻と同じ位置とした。
スピードを生かした速攻
伊仙町長道 富山 誠 氏 |