闘牛大会情報
闘牛トピックス
全島一前夜祭ナイター闘牛大会
(平成22年10月14日現在
日 時:平成22年10月16日(土)午後6時開始
場 所:東目手久闘牛場(伊仙町目手久)
主 催:伊仙町若手闘牛愛好会
後 援:常家畜人工授精師 常隆造、三賞贈呈:居酒屋 帆舟花
入場料:大人2,500円
(高校生以上)、小人1,000円
勝敗 地 区 東   方 番 付 西   方 地 区 勝敗 対戦タイム

(元 葵大力、牛主:鮫島文秀)
横綱 闘将樹一
(元 闘将ピッピ、牛主:富岡太助)
昭和49年生枠組会
(純新開発従業員号、牛主:枠組会)
大関
丸昇組花形
(元沖縄軽量級王者、6連勝)
関脇 新星ユウジ号
昭和61年生

(牛主:政野大輔&まあと、4連勝)
スペシャル
マッチ
虎虎大翔
(調教師:伊織・大晟、3連勝)

二代目作山作宝号
(牛主:作山作宝)
花形
与名間 琉球まじむん
若手花形 一撃パンダ望美号
(デビュー戦)
目手久 つばきジュニア
花形
中山獅童
リターン
マッチ
封切戦
小さなかつや兵隊号
午後5時45分〜安田竜馬ミニライブ
天龍狼ジュニア
(牛主:樺山大志)
アトラク
ション

(牛主:内山信夫)
横綱

(元 葵大力、牛主:鮫島文秀)
闘将樹一
(元 闘将ピッピ、牛主:富岡太助)

スペシャル
マッチ
昭和61年生

(牛主:政野大輔&まあと、4連勝)
虎虎大翔
(調教師:伊織・大晟、3連勝)

リターン
マッチ
封切戦
中山獅童
小さなかつや兵隊号
【大会の見所】
伊仙町の若手闘牛愛好会が主催する、700kgから1トンクラスまでの若手牛が中心の大会だ。屋外の大会ということで、当日の天候も対戦内容と時間に作用しそうだ。
沖縄で勝ち星を重ねて凱旋した「赤鮫」と元全島一横綱牛への挑戦経験もある「闘将樹一」の横綱戦。全島一挑戦牛候補の1頭に上げられる「昭和49年生 枠組会」の大関戦や、約2年半ぶりの再戦となる「中山獅童」対「小さなかつや兵隊号」のリターンマッチ封切戦。沖縄の軽量級チャンピオンとして2度の防衛を果たし、6戦全勝の実績を持つ「丸昇組花形」の徳之島初場所も楽しみだ。中でも、負けを知らない連勝牛同士の対戦である「昭和61年生 大蛇王」と「虎虎大翔」のスペシャルマッチは、ファン期待の一番であり、闘牛通を唸らせる攻防が展開されるのは間違いないであろう。

〈横綱戦〉赤鮫 vs 闘将樹一
「赤鮫」は、2009年5月の大会で「葵大力」として「天力王」と対戦。5分51秒で勝利し、初陣を飾った。沖縄では今年5月、横綱クラスのベテラン「闘天」に得意の速攻を決め、わずか21秒で勝利。6月には沖縄の元全島一横綱「酋長若虎」に不戦勝で勝ち星を3連勝に伸ばし、勢いに乗っている。
対する「闘将樹一」は「闘将ピッピ」として2008年1月の大会でデビュー。7分56秒で「綾香トガイ」に勝利し、初場所を飾った。09年4月大会は22分余り闘い「闘魂パンダ」と引き分け、同年9月大会の横綱戦で「丸正建設蟹号」と対戦。13分41秒で惜敗したものの、元全島一横綱を相手に善戦したことが評価されている。
赤鮫としては、闘将樹一のガン(蟹のハサミのような)角でマキと呼ばれる顔面が痛む前に勝負をつけたいところ。闘天戦のように間髪いれず相手の懐に飛び込み、速攻で柵に張り付ける短期戦が理想。対する闘将樹一は、角カケを外して相手のマキを傷め続け、戦意を奪うことで勝機が見いだせる。連勝の勢いのまま上を目指して突っ走りたい赤鮫に対し、ここで負けるわけには行かない闘将樹一。一気の速攻による短期戦で決するか、互いにカケとツキの攻防を繰り広げ5分から10分を上回る中期戦となる展開も考えられる。1トンを超える大型牛の迫力あふれる激突が期待される。

〈スペシャルマッチ〉昭和61年生 大蛇王 vs 虎虎大翔
闘牛ファン期待の取り組みが、ついに今大会で実現した。「昭和61年生大蛇王」は、2008年1月の大会で「雄天和光号」としてデビュー戦に勝利。その後、散歩中の事故で大怪我をして1年余りの休養を余儀なくされたが、2009年4月末の大会で復帰戦を制すると、4勝1敗の実績を持つ「池田号」と対戦。開始直後、相手の速攻で柵際に追い込まれながらも踏ん張りきると徐々に自分のペースに持ち込み、キャリアの差をはねのけ8分で勝利し評価を高めた。勢いそのままに、今年1月の大会では「赤組武武」との連勝牛対戦に7分25秒で勝利し、現在4連勝。主に5〜10分以内の中期戦を得意とするため一見派手さはないが、相手のすきを見逃さない勝負所の集中力は抜群だ。
対する「虎虎大翔」は、09年6月大会のデビュー戦は不戦勝。今年1月の大会で「猛虎鷹倖カキヤー」との若手実力同士の対戦を20分余りの長期戦で制し、成人杯優勝旗を獲得した。同年5月の大会では「剛剣鬼丸」に短期戦で勝利し、現在3連勝。ツキ・ワリからの速攻を得意とし、場所数を踏むごとに戦力が増している。
互いに連勝で波に乗っている両牛だが、年の差がどのように影響するかが気になるところ。虎虎大翔は10月で5歳になったばかりの若牛で、大蛇王は8歳を過ぎるベテラン。先に仕掛けるのは虎虎大翔と思われるが、早めに仕留めることが出来なければ、焦りが出て大蛇王の術中にはまることになる。相手の足の運びを見ながら、ここぞという場面でスピードを生かした速攻を決め、足をもつれさせることができればチャンス到来だ。対する大蛇王は、慌てることなく闘牛場のリングを目いっぱい使って相手のスタミナを奪い、足下が軽くなったところを見定めて一気に勝負を決したい。
ベテランの妙味と若手の勢いのどちらが勝るか。闘牛ならではの技の駆け引きが見られるのは間違いなく、闘牛ファン必見の取り組みと言える。

〈リターンマッチ封切戦〉中山獅童vs小さなかつや兵隊号
2008年4月27日大会の封切特別戦の再戦だ。「小さなかつや兵隊号」は当時、「小さな兵隊号」として出場。中山獅童が11分30秒で勝利し殊勲賞を獲得。一方、小さな兵隊号は活躍の場を沖縄に移した。
中山獅童のデビュー戦は、06年1月の大会。「かくれんぼ」に4分38秒で勝利し敢闘賞を獲得した。09年5月、互いに初陣を飾った同士の「克鬨上昇龍」戦に4分弱で敗れはしたが、08年1月の大会で「赤星」に勝利し技能賞を受賞した。小さな兵隊号に勝利後、09年9月の大会で「勇太龍神王」と28分余りの長期戦の末、惜敗した。
対する小さなかつや兵隊号は、06年5月大会でデビュー。「関西島そだち号」に4分20秒で勝ち技能賞を獲得し、07年1月の大会で勝利し2連勝。同年5月の大会で「大剣」と36分51秒の長期戦で惜敗したものの、互いに顔面を血に染めながら一歩も引かない激闘ぶりは闘牛ファンの記憶に新しい。08年1月の大会で勝利し復帰戦を飾ったが、中山獅童戦後に沖縄へ移籍した。
沖縄では08年6月の初陣で不戦勝後、09年2月までで5連勝。11月の大会で大福トガイー(元徳之島の菜々海トガイ)に6分余りで敗れはしたものの、今年1月〜6月まで3連勝。トータル8勝1敗の実績を引き下げ、今大会のリターンマッチに挑むこととなった。
中山獅童としては、休養十分。前回と同様に体重で上回る利点を生かし、角カケで相手の攻めを封じ、徐々に自分のペースに持ち込み勝負ありとしたいところ。一方の小さなかつや兵隊号は、沖縄で勝ちこんでいる勢いを生かしたい。懸念されるのは2年間で9戦もこなしている消耗度であり、10分を超える長期戦を避け早めに勝敗を決したい。中山獅童が返り討ちに合わせるか、小さなかつや兵隊号がリベンジを果たすのか、期待の好一番で大会が開幕する。


闘牛大会日程・結果
平成22年
夏秋大会
8月15日大会
9月12日大会 10月16日大会 10月17日大会
全島一大会
10月23日大会
同結果 同結果 同結果 同結果 同結果

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