闘牛大会情報
闘牛トピックス
〜第16回全国闘牛サミットinいせん〜  中量級・ミニ軽量級優勝旗争奪戦伊仙町大会
(平成25年10月11日現在
日時:平成25年10月13日(日曜日)午後6時開始
場所:徳之島なくさみ館(伊仙町東目手久)
主催:伊仙町闘牛協会
後援:徳之島闘牛連合会
入場料:大人3,000円(高校生)、小人1,000円(中学生)、小学生以下無料
勝敗 地区 東  方 番 付 西  方 地区 勝敗 対戦タイム
花徳 竜翔希竜ゆかり
(牛主:豊田照夫、3勝1敗)
中量級
優勝旗
決定戦

(2連勝)
古里
岩手県 柿乃花
(牛主:柿木由松、2連勝)
県対抗戦

大関
徳之島台風
(牛主:當 辰也、2連勝)
目手久
浅間 チャンピオン
Mr.剛力
(牛主:牧園剛弥、7勝1敗)
ミニ
軽量級
優勝旗
争奪戦
チャレンジャー
闘天ぶちかまし永岡號
(牛主:永岡兄弟、4勝1敗1分け)
木之香
馬根
(牛主:稲 三司、デビュー戦)
小結
(牛主:昭太)
伊仙
浅間 戦闘チッパーズ
(牛主:紅&凪)
特別
(牛主:上木工務店)
伊仙
沖縄県
八重山
一心ボーヌ悪餓鬼
(元弱虫、牛主:玉代勢元人、1勝)
県対抗戦

若手指名
篠原サッシ龍己
(調教師:純也・航、デビュー戦)
亀津
平土野 虎Rickey
(牛主:石 卓矢)
県対抗戦

特別
英将雷神
(牛主:雷神勇志会)
沖縄県
伊仙 戦闘阿修羅
(牛主:国ちゃんと島のナポレオン達)
ミニミニ
特別
恋珠小小
(牛主:宮永次人)
目手久
瀬滝 だだ吉福ちゃん
(牛主:S51年生友人会、1勝1分け)
封切 中兄弟蓮希
(牛主:蒼唯・樹希也・優悟、1勝)
阿三
中量級
優勝旗
決定戦
竜翔希竜ゆかり
(牛主:豊田照夫、3勝1敗)

(2連勝)

県対抗戦

大関
柿乃花
(牛主:柿木由松、2連勝)
徳之島台風
(牛主:當 辰也、2連勝)

ミニ
軽量級
優勝旗
争奪戦
チャンピオン
Mr.剛力
(牛主:牧園剛弥、7勝1敗)
チャレンジャー
闘天ぶちかまし永岡號
(牛主:永岡兄弟、4勝1敗1分け)

特別

(牛主:稲 三司、デビュー戦)

(牛主:昭太)

特別
戦闘チッパーズ
(牛主:紅&凪)

(牛主:上木工務店)

県対抗戦

若手指名
一心ボーヌ悪餓鬼
(元弱虫、牛主:玉代勢元人、1勝)
篠原サッシ龍己
(調教師:純也・航、デビュー戦)

県対抗戦

特別
虎Rickey
(牛主:石 卓矢)
英将雷神
(牛主:雷神勇志会)

ミニミニ
特別
戦闘阿修羅
(牛主:国ちゃんと島のナポレオン達)
恋珠小小
(牛主:宮永次人)

封切
だだ吉福ちゃん
(牛主:S51年生友人会、1勝1分け)
中兄弟蓮希
(牛主:蒼唯・樹希也・優悟、1勝)
【大会の見所】

2012年10月の中量級チャンピオン決定戦で王座を獲得し、本年1月大会で初防衛を果たした「勇闘星」の優勝旗返納に伴い、「竜翔希竜ゆかり」と「賢松雅」が中量級王座をかけて闘う。

ミニ軽量級優勝旗争奪戦では、5月大会で初防衛を果たした「Mr.剛力」に、ファイト溢れる闘いぶりで闘牛ファンお馴染みの「闘天ぶちかまし永岡号」が、悲願の優勝旗獲得を目指して挑戦。封切戦では、益々の活躍が期待される若牛「だだ吉福ちゃん」と「中兄弟蓮希」が激突する。小型から大型牛までが出揃う好番組の連続で、闘牛サミットの開幕を飾るに相応しい攻防が繰り広げられそうだ。

〈中量級優勝旗争奪戦〉竜翔希竜ゆかりvs賢松雅

「竜翔希竜ゆかり」は、2011年5月大会でデビュー。「清原花形に」に18分弱で勝利し、翌年1月大会は、今5月の全島一大会で「康貴大力」と全島一王座を争った「天一」と対戦し13分余りの攻防の末に惜敗するも、同年7月大会で「風神雷神」に不戦勝。4ヶ月後の11月大会でベテラン牛「森新白虎」に12分程で勝利し、健在ぶりを披露した。本年5月大会でチャンピオン「勇闘星」への挑戦が決定していたが、対戦自体が取り消しとなったことにより、今大会で満を持して決定戦に挑む。ツキ・カケ・速攻の三拍子が揃った実力牛だ。

対する「賢松雅」は、11年8月大会で「小林四兄弟九頭隆」との前評判の高い若手牛対戦を5分余りで制し、殊勲賞を獲得。本年1月大会で連勝牛「一心無敵」との封切戦を18分強で勝利し、2連勝として中量級チャレンジャー候補に躍り出た。ガン角を生かして敵にダメージを与え、隙あらば速攻を決める集中力の高さは抜群だ。

体重で上回り体力差では竜翔希竜ゆかりに歩があり、武器である角のタイプではガン角の賢松雅に有利な面があると言えよう。

竜翔希竜ゆかりは、角カケでツキ・ワリの両技を封じながらじわじわと前に出たい。相手がカケ技を外しても、逆にカケ返せれば俄然有利な展開だ、焦りが出たところを見計らい一気に決着を付けたい。

接近戦でガンガン攻めたい賢松雅。序盤から前に出て、早めに決着を付けたいところであろう。巧みにカケ技を外すことができれば、敵の角の根元や耳の周りなどにダメージを与え、効果的に戦意を奪うことができる。

角カケとツキ技の応酬で、闘牛場を一杯に使った攻防が繰り広げられるはずだ。先に集中力が衰えた方の負けであり、勝利に対する執念でどちらが上回るか、中量級のチャンピオン決定戦に相応しい激闘が予想される。中量級優勝旗の行方や如何に。

〈ミニ軽量級優勝旗争奪戦〉Mr.剛力vs闘天ぶちかまし永岡号

2009年4月の大会でデビュー戦を飾った同士が、ミニ軽量級の優勝旗を賭けて闘う。同大会のプログラムを見返しても、沖縄などへの移籍組を含めて現役を続けているのは数頭のみとなっており、徳之島闘牛界の過酷さを体現している対戦とも言えそうだ。

チャンピオン「Mr.剛力」は、2009年4月大会で「YMTフレンズ笑軍」に勝ち、敢闘賞でデビュー戦を飾った。翌年1月大会で「天龍池山」に22分弱の長期戦の末に惜敗するも、同年5月大会でベテラン「突撃三虎あやね」に11分余りで勝利し敢闘賞を受賞。11年5月大会では、「竜翔たくま」に12分半、12年1月大会で「古堅モータース小鉄」との対戦を11分弱で制し、成人杯優勝旗を獲得。同年8月大会に13分余りで「前村鬼若」を退け、本年1月大会でミニ軽量級王座に挑戦。チャンピオン「東和技研白岩」とのすさまじい攻防戦の末に20分弱で勝ち星をもぎ取り、悲願の優勝旗を獲得した。攻撃は最大の防御とも言える、闘争心の高さは群を抜いている。

悲願の優勝旗獲得を目指すチャレンジャー「闘天ぶちかまし永岡号」は、09年4月大会で「熊姫」に8分強で勝利し殊勲賞を受賞。翌年5月大会は対戦相手の「ヘイヘイホー」に戦意が無く不戦勝。11年1月大会で「大和KID」を7分弱で下し、同年10月大会は「二等兵」を16分余りで退け、勝ち星を4連勝に伸ばした。本年1月大会で「闘将☆マングース」との連勝牛対戦で32分弱の激戦の末に惜敗したものの、5月の大会で「黄金隼」と目まぐるしい攻防を繰り広げ、42分で引分けとした対戦は闘牛ファンの脳裏にも焼き付いているはずだ。

両牛とも中長期の連戦が続いているだけに、早めに決着をつけたいところ。Mr.剛力は、序盤のつばぜり合いから長期戦になるのを避けるためにも、ツキ・カケ・速攻の3大技を連続的に繰り出し、相手に付け入る隙を与えず勝機を見出そうとするだろう。

対する闘天ぶちかまし永岡号は、相手の攻めを受け流しながら体力を温存し、なるべく10〜20分程度で決着を付けたいはずだ。敵に攻め疲れが見え、足下が軽くなるのを待つだろう。スタミナを消耗したところに一気の速攻を決めれば、さすがの連勝牛でも戦列から離れざるを得ない。

チャンピオンが破壊力抜群の攻めで2度目の防衛を果たすか、新チャンピオンの誕生となるか。小型牛ならではのスピーディーな技の応酬に会場が沸くのは間違いない。錦の御旗はどちらの手に。

〈封切戦〉だだ吉福ちゃんvs中兄弟蓮希

若手実力牛として評判の高い両牛が封切戦で激突する。「だだ吉福ちゃん」は、2012年11月の大会で「国ちゃん号」と10分余り闘い引分けとなったが、本年3月の大会で「恋珠小小」に見事な速攻を決め、2分弱で勝利し敢闘賞を獲得した。ヒラ角を生かして相手の角カケを外し、すかさずの速攻を得意とする西表島産の4才牛だ。

対する「中兄弟蓮希」は徳之島産の5歳半牛。本年5月の大会で、「戦艦ピコ猿」に14分余りで勝ち敢闘賞でデビュー戦を飾った。闘争心の強さが持ち味で、ツキ技を容赦なく見舞って相手にダメージを与え勝機を掴む荒技牛だ。

中兄弟蓮希は、勢いよくツキ技を繰り出し、相手がひるんだところで一気の腹取り速攻を決め勝負ありとしたい。

一方、だだ吉福ちゃんとしては角カケで得意技を封じ、相手に疲れが出るのを待ちたい。ヒラ角を生かして敵の懐に飛び込む事ができれば、勝機が見えてくるだろう。

中兄弟蓮希の攻めに対し、だだ吉福ちゃんがどれだけダメージを最小限に抑えて凌げるかにかかっているのではないか。武器が相反する両牛だけに、体力を温存しながら自分のペースに持ち込めるかで勝敗が決するだろう。封切戦ならではの速攻の応酬による激闘が展開されそうだ。

(平成25年10月10日付南海日日新聞に執筆)

闘牛大会日程・結果
平成25年
秋大会
10月13日大会
中量・ミニ軽量級
10月14日大会
全島一・軽量級
11月3日大会
同結果 同結果 同結果

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