闘牛大会情報
闘牛トピックス
第11回全島一・軽量優勝旗争奪戦天城町大会
(平成26年9月26日現在
日時:平成26年10月19日(日曜日)午後1時開始
場所:伊藤観光ドーム(徳之島町亀津)
主催:天城町闘牛協会
後援:徳之島闘牛連合会
入場料:大人3,000円(高校生)、小人1,000円(中学生)、小学生以下無料(予定)
勝敗 地区 東  方 番 付 西  方 地区 勝敗 対戦タイム
チャンピオン
保岡大信玄
(牛主:保岡盛満、5連勝)
全島一
優勝旗
争奪戦
チャレンジャー
健祥会☆戦闘たくま
(牛主:栄忠弘、3連勝)
三代目関東ルビー
(牛主:中山宗輔、3連勝)
大関 新潟56戦無敗金重號
(牛主:前晴男)
天城 白天トガイー
(牛主:木村嘉)
関脇 中山正龍
(牛主:中山正良)
チャンピオン
二代目
関東ルビー
(牛主:中山宗輔、沖縄含む9勝1敗)
軽量級
優勝旗
争奪戦
チャレンジャー
くらら花形
新神風
(牛主:衛村達人)
特別 サーベルタイガーキング
(牛主:稲村徳次)
戦神ゴールド
(元友志ゴールド、4勝1敗)
指名特別 タキネケイタ
(牛主:向井ケイタ、3連勝)

(牛主:森 稀恋)
特別 ☆常尚☆
常勝岩力弘重
(牛主:常 弘重)
fighting 大吉
(牛主:我如古 満)
花形 天心だだ
(牛主:高釣闘牛組合)
平土野
チビブル
(牛主:壱成)
花形 福田(龍)興業
三代目戦勝若力

(牛主:三島史緒利、1勝)
封切特別
(牛主:竿津脇牛友会、1勝)
オープニング:天城小金管バンド演奏・優勝旗返納・あいさつ

全島一
優勝旗
争奪戦
チャンピオン
保岡大信玄
(牛主:保岡盛満、5連勝)
チャレンジャー
健祥会☆戦闘たくま
(牛主:栄忠弘、3連勝)

軽量級
優勝旗
争奪戦
チャンピオン
二代目
関東ルビー
(牛主:中山宗輔、沖縄含む9勝1敗)
チャレンジャー
くらら花形

VS
戦神ゴールド
(元友志ゴールド、4勝1敗)
タキネケイタ
(牛主:向井ケイタ、3連勝)

封切特別
三代目戦勝若力

(牛主:三島史緒利、1勝)

(牛主:竿津脇牛友会、1勝)

【大会の見所】

18日の「中量級・ミニ軽量級優勝旗争奪戦」と同様に、新進気鋭の若手牛が多く出場する大会である。その中でも、封切戦から有望大型牛が激突する「三代目 戦勝若力史緒利」対「力道山」の一戦で開幕し、「戦神ゴールド」対「タキネケイタ」の指名特別戦。そして闘牛ファンお待ちかねの「二代目関東ルビー」対「くらら花形」の軽量級優勝旗争奪戦、「保岡大信玄」対「健祥会☆戦闘たくま」の全島一優勝旗争奪戦で千秋楽を向える。

〈全島一優勝旗争奪戦〉保岡大信玄vs健祥会☆戦闘たくま

チャンピオン「保岡大信玄」は、2012年1月の大会で「突撃支援隊古徹号」を退け初陣を飾ると、10月の大会でベテラン「瑞鳳」、13年5月大会で「力斗若虎」との大型有望牛対決を制し底力の高さを見せつけた。本年1月大会でも勝ち星を重ねて4連勝とし、周囲の絶大なる声援を受けて全島一に挑み、5月の全島一優勝旗争奪戦で「伊藤兄弟 天龍王」に勝利し、栄えある優勝旗を獲得した。今大会で初防衛を目指す。

チャレンジャー「健祥会☆戦闘たくま」は、沖縄から移籍後の12年10月「なくさみ館」?落し大会でデビュー。「亀山武熊号」に7分弱で勝利すると、翌年5月大会でベテラン牛「森新白虎」との熱闘を12分強で制した。その勢いに乗り、続く10月大会で「55同志会」を17秒で敗走させて3連勝とし、全島一横綱チャレンジャー候補に躍り出た。1100kg余りの巨体を生かした怒涛の押し込みで敵を圧倒する。

互いに相手の出方を見ながらペースを上げるタイプであり、一旦攻められながら回り込む型の速攻を得意としているだけに、短期戦で決着することは無そうだ。チャンピオンとしては、体重差があるだけに長期戦は避けたいところ。先手必勝で攻勢に出て、足下が軽くなる頃合いを見計らって懐に飛び込み、そのまま追い突きを決めたい。

一方のチャレンジャーとしては、体重を乗せた得意のワリ技でジャブ気味にダメージを与え続け、戦意を奪う戦法に出るのではないか。集中力が落ちたところを攻め立て、一気に勝負ありとするであろう。

対戦開始早々、1トンを上回る大型牛の迫力溢れる激闘が展開され、場内の熱気は一気にヒートアップするはずだ。錦の御旗を手に勝利の凱歌を歌うのはどちらか。

〈ミニ軽量級優勝旗争奪戦〉吉村畜産 闘将☆マングースvs治野兄弟将龍

〈軽量級優勝旗争奪戦〉二代目 関東ルビーvsくらら花形

このクラスNo.1と言える爆弾速攻を武器に二度目の防衛を狙う「二代目 関東ルビー」。沖縄闘牛界において「金功重機白王」として活躍し、6勝1の戦歴を引き下げ徳之島へトレードされると、昨年5月大会で「九紋龍」を下して初陣を飾り、軽量級優勝旗チャレンジャーとして名乗りを上げた。本年1月大会で王者「優翔大力」に対し、勝利を掴むにはこの方法しかないと言える怒涛の速攻を決めて王座を奪取した一戦は、闘牛ファンの脳裏にも鮮やかに刻まれているであろう。5月のタイトル戦でも、その破壊力抜群の速攻を見舞って当原戦士栄号を一蹴し、初防衛を果たした。

一方、チャレンジャーとして名乗りを上げた「くらら花形」は、今大会がデビュー戦。チャンピオンの圧倒的な強さの前に挑戦牛不在となる中、そのような事情により巡ってきたチャンスだけに、一矢報いる事ができれば評価は高まり、徳之島闘牛会で活躍するチャンスは十分出て来るはずだ。

もちろん、チャンピオンとしては取りこぼすつもりなど毛頭無く、これまで通り万全の態勢で大会に挑むはずだ。先ず互いの仕切りから、くらら花形が圧力に屈すること無く立ち向かえば、場内のボルテージも上昇する。

チャンピオン・二代目関東ルビーが圧倒的存在感で挑戦牛を威圧するか、チャレンジャーが格上牛を相手に下馬評を覆す粘りを見せ付け、その先にある金星を上げられるかに注目したい。

〈指名特別戦〉戦神ゴールドvsタキネケイタ

「戦神ゴールド」は、昨年10月サミット記念の全島一大会封切戦において「友志ゴールド」として出場し、現ミニ軽量級チャンピオン「吉村畜産 闘将☆マングース」と30分を上回る長期戦を繰り広げ、勝ち星を掴めそうな場面もあったことは、多くの闘牛ファンの記憶にも残っているはずだ。勝機を見逃さない集中力の高さと守りの堅さに定評があり、安定度は抜群。今年5月の復帰戦は、「晋龍」に7分強で勝利し技能賞を獲得。トータル4勝1敗の戦歴を誇る。

対する「タキネケイタ」は、昨年5月の「真伸トガイ」とのデビュー戦において、柵に張り付けられ深手を負いながらも闘い続け、19分余りで逆転し技能賞を受賞。闘牛根性をまざまざと見せつけ、その後「大義次」、「スカイレッド」と退け、現在3連勝中。相手の出方を見ながら徐々に自分のペースに持ち込むタイプだ。

戦神ゴールドのツキ・ワリ技に角カケで耐え、速攻から追い打ちを決められる事無く凌ぎ切れるかが勝敗の行方を左右するものと予想される。戦神ゴールドがキャリアの差を見せつけるか、タキネケイタが勝ち星を重ねて4連勝とすることができるか。柵際に詰まっても、駄目押しを決められない限り、片方が背を見せて敗走することは無さそうだ。

観客は、指名特別戦に相応しい激闘を堪能するであろう。小型牛ならではのスピーディーな技の応酬が場内一杯に繰り広げられ、会場が熱狂するのは間違いない。

〈封切特別戦〉三代目 戦勝若力史緒利vs力道山

「三代目 戦勝若力史緒利」は今年5月の全島一大会において、「海進美優均丸」の速攻巧みに切り返し、怒涛の速攻を決め5分25秒で技能賞を獲得。派手なデビュー戦を飾ったのは記憶に新しい。沖縄本島産の5歳牛で、この勢いに乗って勝ち星を伸ばしたいところ。

対する、「力道山」は、先のトライアスロン大会を記念する闘牛大会で「黒虎アヤーノ」に5分40秒で勝利。前評判通りの実力を見せつけた。同じく沖縄本島産の5歳牛で、益々の活躍が期待されている。

今後の徳之島闘牛界を担うであろう1トンを上回る若手大型牛の激突に、大会前から注目が集まっている。両牛ともツキ・カケ・速攻の3拍子が揃っていると聞くだけに、相手が突いて来れば突き返し、下角を取り合うカケ技で敵の出足を止め、こらえきれず押し込んで来れば切り返す、腹取り速攻の応酬が繰り広げられるはずだ。

封切戦独特の雰囲気に呑まれること無く、自らのペースに持ち込む事が出来れば勝機が到来し、浮足立った相手の懐に活発入れず速攻を決めれば勝負あり。集中力を保ち続けた方が、連勝牛となるであろう。勝利の舞を披露できるのはどちらか。

(平成26年10月17日付南海日日新聞に執筆)
闘牛大会日程・結果
平成26年
秋大会
9月14日大会 10月18日大会
中量・ミニ軽量級
10月19日大会
全島一・軽量級
同結果 同結果 同結果

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