闘牛大会情報
闘牛トピックス
全島一・中量級優勝旗争奪戦伊仙大会
(平成21年12月30日現在
日 時:平成22年1月3日(日)午前10時開始(午前9時30分よりオープニング、優勝旗返納)
場 所:伊仙闘牛場(伊仙町伊仙)
主 催:伊仙町闘牛協会西部支部
後 援:徳之島闘牛連合会
入場料:大人3,000円(高校生以上)、小人1,000円(中学生)、小学生以下無料
勝敗 地 区 東   方 番 付 西   方 地 区 勝敗 対戦タイム
目手久 チャンピオン
徳之島台風
(牛主:當 辰也、8勝1敗)
全島一
優勝旗
争奪戦
チャレンジャー

(牛主:豊永武夫、2連勝)
井之川
チャンピオン
基山大宝
(元千山嵐、牛主:基山初男、3連勝)
中量級
優勝旗
争奪戦
チャレンジャー
荒龍和真号
(牛主:治岡俊治、1分け)
亀山工業若力
(牛主:亀山陽一、2連勝)
大関 基山兄弟号
(牛主:基山辰也、デビュー戦)
闘魂夢之助
(牛主:松林道宣、沖縄含む6勝1分け)
2010新春
ドリーム
マッチ
吉村畜産
(牛主:吉村千良、3連勝)
名古屋 チャンピオン

(牛主:東 広、3連勝)
南郷杯
優勝旗
争奪戦
チャレンジャー
名古光一号
(5連勝)
御前堂
(牛主:清 則夫)
大型特別 宮竜パンダ絵梨奈
(牛主:宮 重造)
成人記念百獣王
(牛主:伊藤優太、デビュー戦)
花形 躍進堅哉
(牛主:けんや、デビュー戦)
目手久 松四兄弟号
(牛主:松 勇樹)
特別 千茶名戦隊国田号
(牛主:国田博人)
与名間
犬田布 闘将与那国天龍
(牛主:優大&優志、デビュー戦)
花形 シャチ
(牛主:森 勲、デビュー戦)

(牛主:上原武久)
特別 ゆうとパンダ
(牛主:牧山行男)
徳和瀬
神奈川
(元レイトガイ、牛主:森山工業)
封切特別 剛剣鬼丸
(牛主:清原輝俊、デビュー戦)
全島一
優勝旗
争奪戦
チャンピオン
徳之島台風
(牛主:當 辰也、8勝1敗)
チャレンジャー

(牛主:豊永武夫、2連勝)

中量級
優勝旗
争奪戦
チャンピオン
基山大宝
(元千山嵐、牛主:基山初男、3連勝)
チャレンジャー
荒龍和真号
(牛主:治岡俊治、1分け)

2010新春
ドリーム
マッチ
闘魂夢之助
(牛主:松林道宣、沖縄含む6勝1分け)
吉村畜産
(牛主:吉村千良、3連勝)

南郷杯
優勝旗
争奪戦
チャンピオン

(牛主:東 広、3連勝)
チャレンジャー
名古光一号
(5連勝)
【大会の見所】
全島一と中量級のタイトル戦に加え、連戦連勝の人気牛同士の対戦や今回初場所の若手牛の対戦が多く組まれ、闘牛ファン必見の全島一大会ならではの取り組みが目白押しだ。本場所での実績を重ねている「竜虎」対「ゆうとパンダ」、「松四兄弟」対「国田号」の特別戦、全島一挑戦牛候補としても期待される「亀山工業若力」に、初場所の「基山兄弟号」が挑む大関戦も注目の一戦だ。

〈全島一優勝旗争奪戦〉徳之島台風vs勇大
正月の全島一大会で悲願の優勝旗を獲得した、チャンピオン「徳之島台風」。2004年5月にデビューすると、1分台の短期戦から10分台の中期戦をこなし、積み上げてきた戦歴は8勝1敗。実績を上げるごとに戦力を増し5月、10月と2度の防衛を果たし、年齢的にピークを越えるかに思われていたが安定度は抜群。体重で上回る相手の攻めを首持たせと柔らかな体でしのぎ、切り返しからの腹取り速攻へ移るスピードは、1トンクラスとは思えないほどの速さだ。
その全島一優勝旗を虎視眈々(こしたんたん)と狙ってきたのが、今回のチャレンジャー「勇大」。2007年10月と翌年5月の大会で1トンクラスの大型牛対決を制し、もっか2連勝。機が熟すのを待って遂に獲得した挑戦権だ。
先に入場し、十分な仕切りをこなして待ち構える徳之島台風に、闘牛場入り口の下り坂を使い勢いよく飛びこみたい勇大、100kg以上は上回ると予想される体重差を生かし、そのまま柵に相手の体を打ち付け勝負を決めようとするものと思われる。その勢いをうっちゃり、左右に回り込みながら体をくの字に曲げて凌ぎ切れば、徳之島台風のペース。首持たせで相手のスタミナを奪い、切り返しからの腹取りで勝負を決めたい。戦歴で上回り王者として君臨する徳之島台風に、勇大がマキ突きなどを見舞い慌てさせること出来るかどうかが勝敗の行方を左右しそう。
全島一優勝旗争奪戦に相応しい、1トンを上回る大型牛の迫力溢れる激突に場内がヒートアップするであろう。全島一優勝旗の行方や如何に。

〈中量級優勝旗争奪戦〉基山大宝vs荒龍和真号
「基山大宝」は、沖縄全島一横綱として名を馳せた「戦闘シャネル」の3番目の牡牛として伊仙町崎原の基山闘牛生産牧場で生まれた、生え抜きの中量級チャンピオンだ。幼少期から速攻のスピードには定評があり、評判の高さからデビュー時期を向えても対戦牛探しに難儀した。2007年9月の大会で初陣を飾り、翌年5月の大会で勝ち2連勝。今年10月の大会でチャンピオン「強襲作田」に勝利し、悲願の優勝旗を獲得。今回、初の防衛戦に挑む。
チャレンジャーとして名乗りを上げた「荒龍和真号」は、2008年1月が初場所で30分の長期戦の末、引分けた。岩手県産(南部牛)の6歳で、南部牛の特徴としては体が熟してくるほど戦力が増すと言われる。気力体力が充実する時期に合わせ、満を持しての中量級挑戦だ。
基山大宝は、対戦開始早々、自分の角を相手の角の根元に引っ掛け、一気に柵に向かって走り込みたい。そのスピードは天下一品とも言える。荒龍和真号は、何としてもその速攻を残し持久戦に持ち込みたいところ。角カケで相手の攻めを封じ、足下が軽くなるのを伺いたい。
いまだ真の実力を披露していない両牛だけに、底力を発揮しきれるかどうかも勝敗に影響しそうだ。中量級優勝旗争奪戦に相応しい、だいご味が堪能できる大勝負を期待したい。

〈2010新春ドリームマッチ〉闘魂夢之助vs吉村畜産 龍剣
闘牛ファン期待の取り組みが全島一大会でついに実現した。「闘魂夢之」は、2006年1月の初場所こそ大ベテラン相手に引き分けたものの、その後は沖縄遠征を含み無傷の6連勝。やや後ろ向きのヒラ角を巧みに使って敵の技をしのぎながら見事に回り込み、勝機を見逃さない集中力の高さで相手を打ち砕く。20分を上回る長期戦を制してきたベテラン牛だ。
対する「吉村畜産 龍剣」は、昨年5月の大会でデビュー。今年正月と5月に観客を沸かす攻防を繰り広げ、それぞれ技能賞と殊勲賞を獲得。もっか3連勝で、人気と実力を兼ね備えた若手の期待牛だ。
龍剣としては、経験豊富な相手のペースになる前に勝敗を決したいものと思われる。突きや割り技を見舞いながら前に出て一気の速攻を決めたい。闘魂夢之助は慌てることなく、角カケなどでしのぎながら相手のスタミナを徐々に奪う戦歩を取ると予想される。
前回は、舌出しとなりながら30分近い長期戦を制した闘魂夢之助に歴戦の疲れがないかも気になるところ。龍剣の速攻に入るスピードは目を見張るものがあり、まともに見舞う事が出来れば勝機も見えてくる。10分以内の短期戦で龍剣が勢いそのままに金星を上げるか、キャリアの差を見せつけ20分前後の長期戦で闘魂夢之助が返り討ちに合わせるか。時間が経つのを忘れさせる“ドリームマッチ”に相応しい激戦で、会場をヒートアップさせるであろう。

〈南郷杯優勝旗争奪戦〉富士皇vs名古光一号
「富士皇」は2007年6月の大会でデビューし、年一回のペースで出場。今年正月の大会で、60年代に活躍した「南郷」の栄誉を称えて当時作られた優勝旗が復活し、決定戦を制して「南郷杯優勝旗」を獲得した。突き技と角カケを得意としている。
一方の「名古光一号」は、07年正月のデビューから無傷の5連勝。闘いぶりに派手さはないが、角カケを得意とし攻守のバランスは抜群で安定度には定評がある。
「富士皇」としては、戦歴で上回るチャレンジャーを何としても跳ね除けたいところ。突き技で相手にダメージを与え早めにスタミナを奪いたい。対する名古光一号は角カケで突き技を出させず、逆に体力を消耗させる戦法に出るものと思われる。
弱点が見つからない両牛だが、今回の対戦では先に相手の弱みを見つけた方が勝ち星を上げそうだ。富士皇がタイトル防衛を果たすか、名古光一号が自分のペースに持ち込み優勝旗を奪取するか。若手対ベテランンのだいご味が堪能できる大勝負となりそうだ。


闘牛大会日程・結果
平成22年
新春大会
1月1日大会 1月2日大会 1月3日
全島一大会
1月4日大会
同結果 同結果 同結果 同結果

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