闘牛大会情報
闘牛トピックス
全島一・中量級優勝旗争奪戦松原大会
(平成22年5月2日現在
日 時:平成22年5月2日(日)午前10時開始
場 所:(新)松原闘牛場(天城町松原)
主 催:天城町闘牛協会
後 援:徳之島闘牛連合会
入場料:大人3,000円(高校生)、小人1,000円(中学生)、小学生以下無料
勝敗 地 区 東   方 番 付 西   方 地 区 勝敗 対戦タイム
目手久 チャンピオン
徳之島台風
(牛主:當 辰也、9勝1敗)
全島一
優勝旗
争奪戦
チャレンジャー
琉球白虎
(元中量級チャンピオン、牛主:謝花ファミリー、10勝2敗)
チャンピオン
基山大宝
(牛主:基山初男、4連勝)
中量級
優勝旗
争奪戦
チャレンジャー
二代目ふゆき号
(牛主:米島マチエ、1勝)
われんきゃ丸
(元川畑牛、牛主:われんきゃ)
大型特別 戦闘チャネル
(戦闘シャネル5男、牛主:篠原真人)

(元沖縄 ダイナマイトパンダ、牛主:大川牧場)
大型特別 戦勝美神
(牛主:松岡明人、1勝)
荒岩台風柊斗
(牛主:たかはる&しゅうと、7連勝)
指名特別 赤組武武
(牛主:武三姉妹、3勝1敗)
下久志 二代目突撃三虎あやね
(牛主:三虎グループ)
特別 Mr.剛
(牛主:牧園剛弥)
昭和無敵武丸
(牛主:武村明彦、デビュー戦)
花形
(牛主:登尾グループ、デビュー戦)
YMTりくと笑軍
(牛主:泉桂輔)
花形
(牛主:叶福次、デビュー戦)
平土野
源太大将白タビ
(元北天白タビ、牛主:げんた&ひゅううが)
花形 みんなのとも桜
(牛主:小林兄弟)
常勝トラトラ小鉄
(牛主:川畑義仁、徳之島4勝1敗)
封切特別 來夢入学おめでとう
蹴球小僧
(牛主:來夢&哉仁、6勝2敗)
全島一
優勝旗
争奪戦
チャンピオン
徳之島台風
(牛主:當 辰也、9勝1敗)
チャレンジャー
琉球白虎
(元中量級チャンピオン、牛主:謝花ファミリー、10勝2敗)

中量級
優勝旗
争奪戦
チャンピオン
基山大宝
(元千山嵐、牛主:基山初男、4連勝)
チャレンジャー
二代目ふゆき号
(牛主:米島マチエ、1勝)

指名特別
荒岩台風柊斗
(牛主:たかはる&しゅうと、7連勝)
赤組武武
(牛主:武三姉妹、3勝1敗)

封切特別
常勝トラトラ小鉄
(牛主:川畑義仁、徳之島4勝1敗)
來夢入学おめでとう
蹴球小僧
(牛主:來夢&哉仁、6勝2敗)
【大会の見所】
全島一・中量級のタイトル戦に加え、ベテラン対中堅、中堅対若手、ベテラン同士やデビュー牛同士の対戦が組まれ、見ごたえある取り組みの連続となっている。屋外での大会ということで、当日の天候も対戦内容と時間に作用しそうだ。初夏を思わせるような日差しが照りつければスタミナの消耗が速くなり、速攻でいち早く勝負を決めるか、ペース配分の巧さが勝敗に結びついてくるであろう。速攻に定評のある「われんきゃ丸」と、前場所で壮絶なツキ技の応酬を繰り広げた「戦闘チャネル」。正月の大会で徳之島に復帰し健在ぶりをアピールした「大豊」と、若手実力牛として注目株の「戦勝美神」の一戦も期待される。新装された松原闘牛場のこけら落としとして、華を添える大会となるのは間違いない。

〈全島一優勝旗争奪戦〉徳之島台風vs琉球白虎
闘牛ファン垂涎の一戦がついに実現した。昨年5月から今年正月まで3度の優勝旗防衛を果たしたチャンピオン「徳之島台風」。挑むは、中量級チャンピオンとして6度のタイトル防衛という金字塔を打ち立てた「琉球白虎」だ。
昨年正月の全島一大会で、悲願の優勝旗を獲得したチャンピオン「徳之島台風」。2004年5月のデビュー後、1分台の短期戦から10分台の中期戦をこなし、9勝1敗の戦歴を積み上げてきた。年齢的にピークを迎えたとする不安説を打ち消し、チャレンジャーを振り払うごとに戦力を増してきた。前2回の防衛戦では、体重で大きく上回る相手の攻めを首持たせと柔らかな体でしのぎ、切り返しからの腹取り速攻へ見事なスピードで移り勝利の凱歌を上げてきた。
対する「琉球白虎」は、与那国産で1歳2カ月の時に徳之島入り。かつての全島一横綱「川畑牛」や「福富建設号」を輩出した徳之島町の闘牛所・諸田でもまれ、幼少期は「闘将ゆかり」や元中量級チャンピオン「基山一撃」(関西一撃)の胸を借りたこともある。昨年正月の大会で惜敗し、中量級タイトルを失いはしたが、歴戦の疲れを癒して挑んだ今年正月の復帰戦では、人気実力とも兼ね備えた連勝牛に勝利し、猛者ぶりを見せつけた。
この対戦のキーポイントは体重差。これまでの大会を振り返ると、徳之島台風のベストコンディションは1,030〜1,050kgで琉球白虎は930〜950kgと推測される。少なく見て80kg、最大で120kgの体重差がどの程度勝敗に影響してくるかだ。琉球白虎は、蟹のハサミのようなガン角を生かし、相手の眉間やこめかみにダメージを与え、早めに決着をつけたいところ。徳之島台風は、得意の首持たせでじわじわと圧力を加えツキ技を封じ、たまらず懐に飛び込んでくるところを切り返し、腹取り速攻で一気に柵に張り付け勝負ありとしたい。チャンピオンにとっては昨年秋の大会で痛めて以来、完治してないと聞く後ろ足の状態が不安材料ではあるが、時が経つのを忘れるぐらいのめまぐるしい攻防が繰り広げられるであろう。闘牛界の歴史に残る一戦となるはずだ。全島一優勝旗の行方や如何に。

〈中量級優勝旗争奪戦〉基山大宝vs二代目ふゆき号
正月の大会で初防衛に成功した「基山大宝」は、沖縄全島一横綱として名を馳せた「戦闘シャネル」の3番目の牡牛として伊仙町崎原の基山闘牛生産牧場で生まれた。幼少期から速攻のスピードには定評があり、2007年9月の大会で初陣を飾ると、翌年5月の大会で勝利し2連勝後、昨年10月の大会で悲願の優勝旗を獲得した生え抜きの中量級王者だ。
チャンピオンの二度目のタイトル防衛を阻もうと挑戦牛に名乗りを上げたのは、「二代目ふゆき号」。2007年10月の全島大会でデビューし、3分38秒で技能賞を獲得。2009年正月の大会で二戦目を予定していたが、大会直前に相手牛が故障で不出場となり、止む無く対戦取り消しとなり、実質今回が二戦目。短く内側に入り込んだガン角を生かし、相手の眉間や角の根元を刻み込むようなツキ技を得意としている。場所間隔が開いているのが気になるところだが、コンスタントに稽古を入れて鍛え、体制は万全と聞いている。
チャレンジャー二代目ふゆき号は、角を合わせた瞬間、武器である角を使い、間断なくツキ技を見舞い続ければ、相手を慌てさせられる。対するチャンピオン基山大宝は、ツキ技が出される前に、自分の角を相手の角の根元に引っ掛け、一気に柵に向かって走り込みたい。
3月に行われた計量後、どの程度の体重を乗せてくるかも両牛の攻防に影響を与えそうだ。基山大宝が勝ち星を伸ばしてタイトル防衛を果たすか、二代目ふゆき号が一矢報いるか。中量級の優勝旗争奪戦に相応しい、だいご味が堪能できる大勝負が予想される。

〈指名特別戦〉荒岩台風柊斗vs赤組武武
「荒岩台風柊斗」は、2004年10月の大会で「荒岩台風勇也号」として初陣を飾り、その後は沖縄遠征を含み勝ち星を重ねること無傷の7連勝。1年4カ月のブランクが気になるところだが、豊富な経験に裏付けられた実力は揺るぎないものと思われる。角を巧みに使って敵の技をしのぎながら見事に回り込み、勝機を見逃さない抜群の集中力で中・長期戦を制してきた、この階級トップクラスの実力牛だ。
対する「赤組武武」は、2006年6月の大会で「赤組けんた」としてデビュー。翌年正月の大会では一気の速攻で勝利し殊勲賞を獲得。5月の大会では相手に戦意が無く、不戦勝で3連勝に勝ち星を伸ばした。今年正月の大会で連勝牛同士の対戦に惜しくも敗れはしたが、人気と実力を兼ね備え将来を期待される若手牛だ。
経験豊富な相手のペースになる前に勝敗を決したい赤組武武。突きや割り技を見舞いながら前に出て一気の速攻を決めたい。荒岩台風柊斗は慌てることなく、角カケなどでしのぎながら相手のスタミナを徐々に奪う戦法を取るのではないか。
稽古で右の角先が抜けた、荒岩台風柊斗だが調教師によると問題なしとのこと。赤組武武は、一気の速攻をまともに見舞う事が出来れば勝機も見えてくる。10分以内の短期戦で赤組武武が復帰戦を飾るか、キャリアの差を見せつけ中長期戦で荒岩台風柊斗が返り討ちに合わせるか。指名特別戦に相応しい、時間が経つのを忘れさせる熱戦が期待される。

〈封切特別戦〉常勝トラトラ小鉄vs蹴球小僧
「常勝トラトラ小鉄」は、「常勝ヒデ小鉄」として沖縄で軽量級王座を獲得後、徳之島に移籍し3連勝。昨年GW大会では30分余りの長期戦に惜敗したが、今年正月の大会で復帰戦を飾った。短期戦から長期戦までこなし、修羅場をくぐり抜けてきたベテラン実力牛だ。
対する「蹴球小僧」はデビュー戦こそ惜敗したものの、その教訓を生かしたかのように5連勝と勝ち星を重ね、昨年8月の大会で悲願のミニ軽量級に挑戦。30分弱の長期戦の末に惜敗したものの、雨の中で泥まみれの激戦は記憶に新しい。守りが上手く、相手が隙を見せた瞬間に得意の速攻を決める。
自らのスタミナを温存しつつ、相手の体力をより多く消耗させられるかがポイント。互いに相手のペースになる前に、角カケから横向きにさせ、間髪入れず腹取りで勝負を決めようとするだろうが、切り返しも巧い両牛だけに一度や二度の速攻では勝負がつかないであろう。闘牛場のリングを目いっぱいに使ってうまく回り込みながら相手の技をしのぎ、返し速攻で勝負ありとしたいはずだ。相手のすきをいかに見いだすか、ベテランならではの駆け引きに注目される。場内狭しと腹取りの応酬を繰り広げる、封切戦に相応しい熱戦が見込まれる。


闘牛大会日程・結果
平成22年
Gw大会
5月2日大会
全島一大会
5月3日 5月4日大会
同結果 同結果 同結果

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