闘牛大会情報
闘牛トピックス
第10回全島中量級・ミニ軽量優勝旗争奪戦天城町大会
(平成26年5月1日現在
日時:平成26年5月3日(月曜日・祝)午前10時開始
場所:平土野闘牛場
主催:天城町闘牛協会
後援:徳之島闘牛連合会
入場料:大人3,000円(高校生以上)、小人1,000円(中学生)、小学生以下無料
勝敗 地区 東  方 番 付 西  方 地区 勝敗 対戦タイム
チャンピオン
平山美龍
(元半沢雄樹、牛主:平山勉、3勝1敗)
中量級
優勝旗
争奪戦
チャレンジャー
大愁龍勇気
(牛主:昭和57年生、3連勝)
爆進大力
(牛主:保岡元気)
大関 聖也パンダ
(牛主:岡前青年団)
チャンピオン
吉村畜産

闘将☆マングース
(牛主:吉村畜産、8連勝)
ミニ軽量級
優勝旗
争奪戦
チャレンジャー
治野兄弟将龍
(牛主:治野将・孔明、7勝2敗)
戦神ゴールド
(元 大進ゴールド)
指名特別
タキネケイタ
(牛主:向井ケイタ、2連勝)
花形 スカイレッド
大進ジャガー
(牛主:大進ファーム)
花形 竜神若力
(デビュー戦)
平土野 天心パンダ友陣号
(元 天翔パンダ)
花形 天龍紫月
紀乃尚号
(牛主:紀乃 尚、デビュー戦)
関脇 白天トガイー
(牛主:木村 嘉、デビュー戦)
優勝旗返納・あいさつ
ゆうりパンダ文田号
(元 八重山姫龍パンダ)
花形 真琴ジュニア
(元 真翔剛真優葉)
リュエル
千裕畜産龍愛KING
(牛主:千裕畜産、デビュー戦)
封切特別
(牛主:中山剛行、デビュー戦)
平土野 天琉魁力
(牛主:古川恵美)
アトラク
ション
土赤龍榮号
中量級
優勝旗
争奪戦
チャンピオン
平山美龍
(元半沢雄樹、牛主:平山勉、3勝1敗)
チャレンジャー
大愁龍勇気
(牛主:昭和57年生、3連勝)

ミニ軽量級
優勝旗
争奪戦
吉村畜産
闘将☆マングース
(牛主:吉村畜産、8連勝)
治野兄弟将龍
(牛主:治野将・孔明、7勝2敗)

指名特別
戦神ゴールド
(元大進ゴールド)

(元ぐるくん)

封切
リュエル
千裕畜産龍愛KING
(牛主:千裕畜産、デビュー戦)

(牛主:中山剛行、デビュー戦)

【大会の見所】

本年1月大会において、大方の予想を覆す勝利で中量級優勝旗を獲得した「平山美龍」(元半沢雄樹)が、「大愁龍勇気」を退け初防衛となるか。もっか無傷の8連勝、正にミニ軽量級の“申し子”とも言える「吉村畜産 闘将☆マングース」に、満を持して「治野兄弟将龍」が挑むミニ軽量級優勝旗争奪戦は、激戦必至だ。デビュー戦同士ながら“若手No.1”と前評判の高い、「千裕畜産 龍愛KING」対「剛千」の封切特別戦に注目が集まる。今後の活躍が期待される若牛が多く出場し、中量級・ミニ軽量級大会に相応しい攻防が繰り広げられそうだ。

〈中量級優勝旗争奪戦〉平山美龍vs S57年生 大愁龍勇気

チャンピオン「平山美龍」は「闘将源大」として、2011年5月大会でデビュー。「北真始皇帝」に勝利後、翌年1月大会で「三男坊」に惜敗したが、本年10月14日の大会で「豊島美勝ひとみ号」に得意のツキ技を決めて1分強で勝利し、中量級チャレンジャーとして名乗りを上げた。本年1月大会で「半沢雄樹」として出場すると、得意のツキ技をさく裂させチャンピオンを圧倒、悲願の中量級優勝旗を獲得した。

チャレンジャー「S57年生 大愁龍」は、昨年1月大会で「侍ゴエモン」に不戦勝し、続く5月大会で「藤子花形」を36秒で下した。本年1月大会では、「突撃眞也」に得意の速攻を見舞い2分弱で勝利し、荒技師ぶりを見せつけている。同一牛舎では、「かずぼんZ」や「ちび大翔」など闘牛界を彩った名牛を輩出しており、なんとしてこのチャンスを生かすべく牛主と応援団も気合十分だ。

この取り組みは、対戦開始時の展開に注目したい。角カケから速攻に入るスピードで敵を圧倒する大愁龍の爆弾速攻が決まるか、平山美龍が土俵際で踏みとどまれるかだ。

角を交えると同時に始まる大愁龍の速攻、そのまま一気に柵に張り付け、追い突きを決め勝負ありとしたいだろう。計量時に調整した体重が元に戻れば、体格で上回っているだけに、パワーを生かした有利な展開に持ち込める。

平山美龍はここを凌いで土俵中央に切り返えし、得意のツキ・ワリ技で戦意を奪いたい。速攻に入ろうとする敵の顔面や角の根元にカウンター気味に見舞い、クリーンヒットを決めれば初防衛が手中に見えてくる。

5分以内の短期戦なら大愁龍、10分前後の中期戦なら平山美龍という展開が予想される。中量級優勝旗争奪戦ならではの技の応酬で、場内はヒートアップするはずだ。

〈ミニ軽量級優勝旗争奪戦〉吉村畜産 闘将☆マングースvs治野兄弟将龍

チャンピオン「吉村畜産 闘将☆マングース」は、2011年5月大会のデビューから、「阿権少年団智哉岩力」、「琉誠嵐」、「SEIKA.Jr.獅子王」、「ぐるくん」と勝ち進み4連勝とし「闘天ぶちかまし永岡号」を退けると、5月大会で「コブラ」、10月大会で「友志ゴールド」を敗走させた。本年1月大会で、「闘天ぶちかまし永岡号」との2度目の対戦を再び制し、念願の優勝旗を奪取、今回初防衛に挑む。

無傷のチャンピオンに土を付け、待望の優勝旗奪取を狙うのは「治野兄弟将龍」。10年5月大会のデビューから同年10月大会まで、「福龍」「馬根青年団 仁龍」として出場し3連勝したものの、11年1月大会で30分を上回る長期戦の末に「岩竜パンダ」に惜敗。続く8月大会で「闘将闘龍武誠」に敗れ厳しい状態となったが、同年9月大会で「西阿木名青年団」に勝利すると、12年1月と5月にも勝ち星を重ね、昨年10月大会で「黄金隼」との27分の長期戦を制して敢闘賞を獲得し、ミニ軽量級チャレンジャーへ乗りを上げた。

キャリア十分であり修羅場をくぐり抜けて来た両牛だけに、なんらかのアクシデントが無い限り短期戦で決着することは無いであろう。闘将☆マングースのカブラ気味の角がどれだけ敵にダメージを与えるか。一方、治野兄弟将龍が厳しい状況から這い上がってきた根性を見せつけ、闘将☆マングースの攻めに耐えられるかが勝敗を左右すると見る。

砂塵を巻き上げ、闘牛における3大技であるツキ・カケ・速攻を繰り広げる激しい攻防で、場内がヒートアップするのは間違いない。優勝旗の行方や如何に!

〈封切特別戦〉千裕畜産 龍愛KING vs剛千

若手牛として評判の高い両牛が封切戦で激突する。

「千裕畜産 龍愛KING」は、牛主が自らの牛舎で生産。4歳半牛で、武器である角を生かしたツキ技からの速攻の切れ味は抜群だ。

対する「剛千」は沖縄県産で、4歳。首力を生かした角カケからの速攻に入る集中力の精度の高さで、同年代の牛を圧倒している。

互いに初場所だけに、闘牛場の独特の雰囲気に飲まれること無く、目の前の敵に集中し得意技を出し切れるかに勝敗の行方が掛かっている。

千裕畜産 龍愛KINGとしては、あいさつ代わりのツキ・ワリ技で相手を怯ませ、一気の速攻に持ち込みたいところ。対する剛千は、敵の攻めを得意の角カケで封じ、そのまま一気に柵に向かって突っ走ろうとする展開が予想される。

両オーナーの調教も万全であり、デビュー戦同士とは思えぬような迫力溢れる攻防を5分、10分と繰り広げ、封切戦に相応しい熱戦となるであろう。初陣を白星で飾るのはどちらか。

(平成26年4月27日付南海日日新聞に執筆)

闘牛大会日程・結果
平成26年
GW大会
5月2日大会
大会
5月3日大会
中量・ミニ軽量級
5月4日大会
全島一・軽量級
5月5日大会
同結果 同結果 同結果 同結果

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