東和技研白岩」は、2009年1月大会のデビュー戦から、「龍慧たつぼん」、「突撃小白虎」、「大勇翔力」、「百獣王」との対戦を制し4連勝とし、12年1月大会でミニ軽量級チャンピオン「闘魂夢之助」に挑んだ。40分に渡る激闘を展開し栄冠を掴むと、同年5月大会で「天翔パンダー」、10月大会「天城同志会天心モア」を退けタイトル防衛に成功。昨年1月の大会で「Mr.剛力」に敗れて王座を失いはしたが、同年11月大会で「美咲岩光力」を退け復帰戦を飾り、実力牛ぶりは健在だ。
対する「岩竜パンダ」は、09年10月大会で「まむし花形」に3分余り勝利しデビュー戦を飾ると、11年1月大会に「馬根青年団 仁龍」、12年5月大会は「千裕畜産 光龍」を退け3連勝とした。昨年の5月大会で「西阿木名一撃」に打ち倒しを決め勝敗を決し、荒技牛ぶりを見せつけている。
修羅場をくぐり抜けてきた東和技研白岩としては、じっくりと相手の攻めを受け流し、なるべくなら長期戦に持ち込みたいものと思われる。敵に攻め疲れが見え足下が軽くなったところを見計らい一気の速攻を狙うだろう。
対する岩竜パンダは、パワーとスピードで圧倒し短期戦で勝敗を決したいところだ。序盤から積極的に仕掛け、長期戦になるのを避けて勝機を掴みたい。
東和技研白岩がキャリアの差を見せつけるか、岩竜パンダが勝ち星を重ね5連勝とすることができるか。小型牛ならではのスピーディーな技の応酬が場内狭しと繰り広げられ、会場が熱狂するのは間違いない。勝利の舞を披露できるのはどちらか。
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