闘牛大会情報
闘牛トピックス
全島一・軽量級優勝旗争奪戦徳之島町大会
(平成26年5月1日現在
日時:平成26年5月4日(日曜日)午後1時開始
場所:伊藤観光ドーム(徳之島町亀津)
主催:徳之島町闘牛協会
後援:徳之島闘牛連合会
入場料:大人3,000円(高校生以上)、小人1,000円(中学生)、小学生以下無料
勝敗 地区 東  方 番 付 西  方 地区 勝敗 対戦タイム
チャンピオン
伊藤兄弟 

(牛主:伊藤範久、5勝1敗)
全島一
優勝旗
争奪戦
チャレンジャー
保岡大信玄
(牛主:保岡盛満、4連勝)
チャンピオン
二代目
関東ルビー
(牛主:中山宗輔、沖縄含む8勝1敗)
軽量級
優勝旗
争奪戦
チャレンジャー
当原戦士栄號
(牛主:東 栄光、6勝2敗)
西 東和技研白岩
(牛主:関西闘牛会、8勝1敗)
指名特別 岩竜パンダ
(牛主:平山文弘、4連勝)
上面縄 闘将イナダ
(牛主:義山三兄弟、1勝1敗)
小結 明山巧志竜
(調教師:俊二と洋平、デビュー戦)
井之川 丸武大王
(牛主:豊永武夫、デビュー戦)
前頭
目手久
(牛主:将太&みやび、1勝)
指名特番
(牛主:永岡兄弟、1勝)
木之香
龍空ひまりパンダ
(牛主:鮫島敏夫)
特別 近隣番長
(牛主:清原 納、デビュー戦)
大翔小僧
(牛主:森田兄弟、デビュー戦)
特別 夢乃爆弾
(牛主:政岡勝美、デビュー戦)
大当り同心こまめ
(牛主:大当青年団、2連勝)
花形
(牛主:基山和秀、デビュー戦)
上面縄
海進陸翔
(牛主:岡 友暉)
花形 伊原間ワイー
(牛主:大山剛、デビュー戦)
神之嶺
海進美優均丸
(牛主:池田増夫、1勝)
大型
封切特別
三代目戦勝若力

(牛主:三島史緒利、デビュー戦)
オープニング:優勝旗返納・実熊杯贈呈・あいさつ
絶対王者!59代目横綱 初夢叶うか!天下統一
全島一
優勝旗
争奪戦
チャンピオン
伊藤兄弟 

(牛主:伊藤範久、5勝1敗)
チャレンジャー
保岡大信玄
(牛主:保岡盛満、4連勝)

闘牛界の破壊王! じっちゃんの名にかけて!
軽量級
優勝旗
争奪戦
チャンピオン
二代目
関東ルビー
(牛主:中山宗輔、沖縄含む8勝1敗)
チャレンジャー
当原戦士栄號
(牛主:東 栄光、6勝2敗)

いぶし銀の技が光る!試合巧者 大技の持ち主!なんでもござれ
指名特別
東和技研白岩
(牛主:関西闘牛会、8勝1敗)
岩竜パンダ
(牛主:平山文弘、4連勝)

伝家の宝刀!一発速攻にかける 見事な武器を生かした荒技が炸裂するか!
小結
闘将イナダ
(牛主:義山三兄弟、1勝1敗)
明山巧志竜
(調教師:俊二と洋平、デビュー戦)

名門牛舎の若大将! 驚天動地はありえるか!
前頭
丸武大王
(牛主:豊永武夫、デビュー戦)


見せるか!ツキと速攻の秒殺し 殺し屋の異名をとる仕事牛!
指名特番

(牛主:将太&みやび、1勝)

(牛主:永岡兄弟、1勝)

新天地にその名を刻む! 喧嘩上等!よろしく!!
特別
龍空ひまりパンダ
(牛主:鮫島敏夫)
近隣番長
(牛主:清原 納、デビュー戦)

切れ味鋭い角で血の雨を降らすか! 必ず見せる!稲妻速攻の連続攻撃
特別
大翔小僧
(牛主:森田兄弟、デビュー戦)
夢乃爆弾
(牛主:政岡、デビュー戦)

頭脳はファイター! 技巧派の荒技師!
花形
大当り同心こまめ
(牛主:大当青年団、2連勝)

(牛主:基山和秀、デビュー戦)

小さな巨人!不屈の魂 でるか!爆弾落とし
花形
海進陸翔
(牛主:岡村友輝)
伊原間ワイー
(牛主:大山剛、デビュー戦)

牛主とともに一躍スターに! 俺がやる!超新星発進
大型
封切特別
海進美優均丸
(牛主:池田増夫、1勝)
三代目戦勝若力

(牛主:三島史緒利、デビュー戦)
【大会の見所】

昨年10月大会で全島一横綱の栄冠を獲得後、本年1月大会で初防衛を果たした「伊藤兄弟 天龍王」に対し、もっか4連勝中の保岡大信玄が挑む全島一優勝旗争奪戦。軽量級王座として君臨した「優翔大力」に圧倒的パワーを見せつけ優勝旗を奪取した「二代目 関東ルビー」対し、同1月大会で勝利への執着心を見せつけた「当原戦士栄号」の一戦に加え、ミニ軽量クラスで覇を競ってきた「東和技研白岩」と「岩竜パンダ」が、遂に雌雄を決する指名特別戦は、全国の闘牛ファンが行方を見守っている。
更に、前場所で初陣を飾り、益々の活躍が期待される「将力王」と「天願狼」の指名特番、将来が期待される若手大型牛対戦と言える「海進美優均丸」と「三代目 戦勝若力 史緒利」の大型封切特別戦は、対戦決定時から注目を集めている。新進気鋭の若手牛の取り組みがそろい踏みしており、今後の闘牛界を占う上でも重要な大会となりそうだ。

〈全島一優勝旗争奪戦〉伊藤兄弟 天龍王vs保岡大信玄

チャンピオン「伊藤兄弟 天龍王」は、2010年1月大会のデビュー戦が不戦勝。翌年10月大会で「狙琉邪」に勝って2連勝とし、昨年1月の全島一優勝旗争奪戦において「基山大宝」に敗れはしたものの、続く6月の大会で「荒神北斗」に不戦勝。10月の全島一優勝旗争奪戦でチャンピオン「喜念王道 康貴大力」に勝利し、悲願の優勝旗を獲得した。本年1月の全島一大会で「闘将恒夫丸」を退け初防衛に成功している。

チャレンジャー「保岡大信玄」は、12年1月の大会で「突撃支援隊古徹号」を退け初陣を飾ると、10月の大会でベテラン「瑞鳳」、13年5月大会で「力斗若虎」との大型有望牛対決を制し底力の高さを見せつけた。本年1月大会でも勝ち星を重ねて4連勝とし、周囲の絶大なる声援を受けての栄えある全島一挑戦だ。

前大会終了後、脚部を治療し不調説が囁かれていたチャンピオンだが、万全の態勢で調教し、今大会に備えて来た。これまで同様、対戦開始からツキ、ワリを見舞いながら前に出て、間髪を入れず速攻を決め自らの必勝パターンに持ち込みたい。

そうはさせまいと角カケで相手の得意技を封じ、じわじわと圧力を掛けるのが保岡大信玄の得意とする戦法だ。全島中の闘牛がトレーニングに利用する、地元の花徳浜で鍛えられた強靭な下半身のバネを生かして、敵の怒涛の押しを跳ね返せば勝機が見えて来る。

対戦開始早々、1トンを上回る大型牛の迫力溢れる激闘が展開され、場内の熱気は一気にヒートアップするはずだ。錦の御旗を手に勝利の凱歌を上げるのはどちらか。

〈軽量級優勝旗争奪戦〉二代目 関東ルビーvs当原戦士栄号

このクラスNo.1と言える爆弾速攻を武器に初防衛を狙う「二代目 関東ルビー」は、沖縄闘牛界において「金功重機白王」として活躍し、6勝1の戦歴を引き下げ徳之島へトレード。昨年5月大会で「九紋龍」を下し、初陣を飾り軽量級優勝旗チャレンジャーとして名乗りを上げた。本年1月大会で王者「優翔大力」に対し、勝利を掴むにはこの方法しかないと言える怒涛の速攻を決め王座を奪取した一戦は、闘牛ファンの脳裏にも鮮やかに刻まれているであろう。

チャレンジャーとして名乗りを上げた「当原戦士栄号」は、2009年1月大会でデビュー。「東田兄弟号」、「大沢康誠」、「清剣」、「虎虎大翔」、「九紋龍」、「岩下バイソン」、「ハリケーン☆牧号」という、名だたる闘牛との中・長期戦をくぐり抜けてきた。同じく1月大会で「与那国爆弾」の速攻で柵に張り付けになりながらも、回り込み逆転勝利を掴んだ一戦は、正月大会の名勝負だ。父は徳之島でも横綱クラスで活躍した「赤狼」で、母方の父は軽量級チャンピオンとして君臨した「龍王」という血統を持つ。トータル6勝2敗の戦歴を誇る。

勝利への執着心では、一歩も引かない両牛だけに、どちらが先にきっちりと勝敗を決することが出来るかがポイントだ。大会までの仕上げ具合、当日のコンディションが勝敗を左右するであろう。

互いに場内を狭しと腹取り速攻の応酬を繰り広げ、目まぐるしく攻守が入れ替わるのは間違いない。柵際に詰まっても、駄目押しを決められない限り、片方が背を見せて敗走することは無さそうだ。優勝旗争奪戦に相応しい激闘を観客は堪能するであろう。祝杯に酔いしれるのはどちらか。

〈指名特別戦〉東和技研白岩vs岩竜パンダ

東和技研白岩」は、2009年1月大会のデビュー戦から、「龍慧たつぼん」、「突撃小白虎」、「大勇翔力」、「百獣王」との対戦を制し4連勝とし、12年1月大会でミニ軽量級チャンピオン「闘魂夢之助」に挑んだ。40分に渡る激闘を展開し栄冠を掴むと、同年5月大会で「天翔パンダー」、10月大会「天城同志会天心モア」を退けタイトル防衛に成功。昨年1月の大会で「Mr.剛力」に敗れて王座を失いはしたが、同年11月大会で「美咲岩光力」を退け復帰戦を飾り、実力牛ぶりは健在だ。

対する「岩竜パンダ」は、09年10月大会で「まむし花形」に3分余り勝利しデビュー戦を飾ると、11年1月大会に「馬根青年団 仁龍」、12年5月大会は「千裕畜産 光龍」を退け3連勝とした。昨年の5月大会で「西阿木名一撃」に打ち倒しを決め勝敗を決し、荒技牛ぶりを見せつけている。

修羅場をくぐり抜けてきた東和技研白岩としては、じっくりと相手の攻めを受け流し、なるべくなら長期戦に持ち込みたいものと思われる。敵に攻め疲れが見え足下が軽くなったところを見計らい一気の速攻を狙うだろう。

対する岩竜パンダは、パワーとスピードで圧倒し短期戦で勝敗を決したいところだ。序盤から積極的に仕掛け、長期戦になるのを避けて勝機を掴みたい。

東和技研白岩がキャリアの差を見せつけるか、岩竜パンダが勝ち星を重ね5連勝とすることができるか。小型牛ならではのスピーディーな技の応酬が場内狭しと繰り広げられ、会場が熱狂するのは間違いない。勝利の舞を披露できるのはどちらか。

(平成26年4月27日付南海日日新聞に執筆)

闘牛大会日程・結果
平成26年
GW大会
5月2日大会
大会
5月3日大会
中量・ミニ軽量級
5月4日大会
全島一・軽量級
5月5日大会
同結果 同結果 同結果 同結果

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