闘牛大会情報
平成15年9月15日現在
軽量級優勝旗争奪戦大会
日 時:平成15年10月11日(土)午後6時30分開始
場 所:
伊藤観光ドーム
入場料:大人3,000円、小人1,000円、(前売券)大人2,500円
※平成15年9月26日(金)より前売券の発売を開始しました。
前売券販売所:亀津カーシティー・伊仙カーシティー・天城カーシティー(午前8時30分〜午後6時)
       徳之島町亀津の幸フミ様宅(幸酒店横)。お問合せ先:TEL0997-82-0708
主 催:亀津闘牛愛好会
後 援:亀津カーシティ・日本墓石センター、居酒屋しんちゃん、島田工務店
勝敗
地 区
東   方
番  付
西   方
地 区
勝敗
対戦タイム
浅 間
チャンピオン
哲巳大力
(沖縄含む7連勝)
軽量級
優勝旗
争奪戦
チャレンジャー
順子花形
(3連勝)
目手久
 
19分18秒
諸 田 与那国嵐
(沖縄軽量級チャンピオン)
特 別 突撃栄号
(元竜翔アキ坊、3勝1敗1分)
大 阪   17分12秒
亀 津 天 龍 嵐
(牛主:亀山、1勝)
花 形 優 斗 号
(牛主:安)
  51秒
亀 津 幸与名栄号
(元ムサシ、9連勝)
指名特別 居酒屋もーれーかずき号
(5勝1敗)
寝屋川   11分12秒
面 縄 S54黄金丸
(3勝1敗)
特 別 大 翔 王
(2連勝)
天 城   21分19秒
阿 権 洋輔花形
(2連勝)
花 形 元 田 夢
(1勝1敗)
浅 間   6分59秒
崎 原 白 龍 王
(牛主:重、勇)
花 形 隆 福 丸 佐賀県   7分55秒
  亀 津 戦闘皇軍号
(4勝1敗)
封 切 トウショウユウダイ
東照勇泰
(元魁力皇、10勝2敗)
犬田布 1分27秒
徳之島デビュー戦を飾った与那国嵐vs突撃栄号の攻防
【大会の結果】

 前線の停滞により時折強い雨が降るあいにくの天候だったが、お盆以来の闘牛大会の上、軽量級優勝旗争奪戦などお目当ての好取組み連続の大会という事もあり、大会開始1時間前から続々と観客が詰め掛け、開始時には3,000に近い会場一杯の闘牛ファンの熱気に包まれだした。結果的には東方の圧勝となったが、どの取組みも対戦牛同士の見事な攻防が続き、闘牛の醍醐味を満喫できる大会となった。

 封切戦、ベテラン
東照勇泰が先に入場、後から戦闘皇軍号が入場して対戦開始。つばぜり合いからどちらが先に仕掛けるかという矢先、東照勇泰のツキが的確に相手のマキを捉えると、戦闘皇軍の戦意が急激に落ちる。そのまま東照勇泰が押し込み腹取りが決まると、戦闘皇軍が敗走。
 白龍王vs隆福丸は、初場所ならでは堅さが白龍王に見受けられ、隆福丸が平角を生かしたカケ押しで果敢に攻めるが、攻めきれないとみるなり自ら戦列を離れ敗走。
洋輔花形vs元田夢は、序盤よく攻めた元田夢だが、攻め疲れが出て来たところを見逃さず洋輔花形がツキからの速攻を決め勝利を掴んだ。
 この日一番の長期戦となったS54黄金丸vs大翔王は、黄金丸が終始カケ技に徹し続け、大翔王もカケを外して飛び込もうとするが、すかさず左右からワリを入れながらの角カケで押さえ込み、勝利を掴んだ。

〈指名特別戦〉幸与名栄号vs居酒屋もーれーかずき号
 序盤のつばぜり合いから先に仕掛けたのは、居酒屋もーれーかずき号。得意の助走をつけての速攻で幸与名栄号を柵際まで攻め込むが、幸与名栄号が回り込みながら場内中央まで持ち返す。それからも果敢に攻め込むもーれーだが、幸与名栄号の守りの堅さに決定打を打ち込めない状態が続く。10分が過ぎ、もーれーの攻めが鈍ると幸与名栄号が徐々に前に出だす。ここぞとばかりにぐっと幸与名栄号が押し込むと、横向きされたもーれーは敗走。すかさず追い打ちも決め、幸与名栄号が見事に10連勝目を飾った。

〈特別戦〉与那国嵐vs突撃栄号
 突撃栄は、得意のカケ押しからの一気の速攻を決めようとする。対する与那国嵐は、カケられても自分の角が相手のマキ(眉間)に当たる有利さを生かし、終始攻めを押さえ込んだ。それでもカケ押しで前に出ようとする突撃栄だが、対戦タイムが15分を過ぎた頃から次第に足下が軽くなり、ここぞとばかりに与那国嵐が相手の首を取ると、たまらず突撃栄が戦列を離れ敗走。与那国嵐が、体重でも上回る相手の技を出させぬ見事な勝利で徳之島デビュー戦を飾った。

〈軽量級優勝旗争奪戦〉哲巳大力vs順子花形
 ファンの期待以上の見事な好取り組みとなった。若手ながら順子花形が試合巧者ぶりを発揮。ツキからの速攻で攻めようとする哲巳大力に対し、横に付きながら自分の体重を預け、すかさず懐に飛び込もうとする順子花形。さすがのチャンピオンも、この順子花形独特の技に攻め倦んでいるように見受けられた。両牛とも相手の技を凌ぎ、自分の技を出そうする目まぐるしい攻防が続き次第に呼吸が荒くなる。
 ついに、18分を過ぎたぐらいで順子花形が舌を出し、会場がどよめくが、きついのは一緒とばかりに相手を持ち上げ気味に押し込む。それをなんとか残した哲巳大力も、本場所で初めての舌出しとなり、再び会場がどよめき勝負の行方が混沌としてくる。
 勝利への執念が強いのはどちらか、観客の視線が両牛に一斉に注がれる中、チャンピオンのプライドだろうか、ここで前に出たのは哲巳大力。順子花形は残す余力なく、諦めるように敗走。哲巳大力が苦戦しながらも勝負根性を見せ、チャンピオンの座を防衛した。


平成15年 10月11日大会 10月13日大会 11月24日大会
同結果 同結果 同結果

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