徳之島の闘牛紹介
闘牛大会結果
平成15年11月24日現在
関西ふるさと交流記念闘牛大会
日 時:平成15年11月24日(月:祝日)午前9時30分開始
場 所:
伊仙闘牛場
入場料:大人2,000円、小人1,000円(小学生無料)
主 催:伊仙闘牛会
後 援:関西伊仙町連合会・
ろばた焼き帆船花・ハッピー企画
勝敗
地 区
東   方
番  付
西   方
地 区
勝敗
対戦タイム
亀 津
龍星北斗
(元神風北斗、2連勝)
横 綱
天龍ゴバン丸
(沖縄含む9勝2敗)
伊 仙
 
2分43秒
崎 原 てっちゃん花形
(5勝2敗)
大 関 としちゃんクラブ
(元龍神カブラ、7勝3敗)
亀 津   30分40秒
伊 仙 竜 進 号
(元大川文敏1号、3勝2敗)
関 脇 ドラゴンタッチュー 平土野 26分引分
平土野 四十四年生号
(ゆうきトガイ)
特 別 ジュンちゃんトガイ
(デビュー戦、牛主:作田)
目手久   3分
技能賞
  遊美太☆ギジャン涼太号
(突撃☆涼太号)
特 別 中 川 号
(2勝1敗)
伊 仙 10分43秒
殊勲賞
  平土野 重山弘号
(元34れいな)
特 別 幸田ひばり号
(元将龍、1勝)
伊 仙 2分15秒
犬田布 仲武美号
(2連勝)
花 形 ひかり号
(宇和島1勝)
花 徳   9分42秒
沖 縄 戦勝ライオン
(徳之島デビュー戦)
花 形 翔 太 王 天 城   52秒
検 福 49年生 ちびダルマ
(1勝
花 形 勝進カブラ
(1勝)
伊 仙   48秒
敢闘賞
  八重竿 亀澤軍団とおる号 花 形 新大輔号
デビュー戦、牛主:吉村
阿 三 1分
轟 木 牛若丸
(2勝1敗)
封 切 61.Burn
(61. バーン、デビュー戦
伊 仙   12秒
  伊 仙 ナイスバーディー勝宏号 アトラク
ション
渚陸パンダ号 目手久   引分
【大会の結果】
 昨日までの不安定な天候と打って変わり、爽やかな晩秋を感じさせる絶好の闘牛日和となり、関西伊仙会の里帰りツアーの皆様方約250名を含め、1,500人程の観客が場内狭しと繰り広げられる闘牛ならではの激戦を堪能した。
 封切戦から花形戦迄の四取組みが全てが、1分以内で腹取りが決まり相手を柵に張り付ける荒っぽい展開となり、「荒れる伊仙場所」を危惧する声も聞かれたが、本場所経験牛同士の対戦からは、攻守の入れ替えのある攻防も繰り広げられて場内も落ち着いてきた。

 封切戦の牛若丸、花形戦の新大輔号・ちびダルマ号・戦勝ライオンとも、対戦開始早々一気の速攻で相手を柵に張り付け勝利を掴んだ。花形戦の仲武美号とひかり号は両牛とも相手の出方を見る展開で時間が経過し、一旦は仲武美号の押し込みで勝負がついたかに見えたが、再びひかり号が対峙し対戦継続。二度目の押し込みで戦列を離れると勝負ありと判定された。

 特別戦の重山弘号と幸田ひばり号は、序盤の攻防からひばり号が懐に飛び込むと、重山号が柵際で横転して打ち倒しとなったが、ひばり号が押し込むタイミングで起きる形となり大怪我は逃れた。
 同じくギジャン涼太号と中川号の対戦は壮絶な打ち合いとなり、ギジャン涼太号が瞼を負傷して出血が激しくなると、場内から悲鳴に似た歓声ももれたが怯む事無く対戦、しまいにスタミナの消耗が激しくなり中川号が道具を有効に生かし勝利を掴んだ。
 同じく四十四年生号と、ほぼ二週間あまりで出場が決まったジュンちゃんトガイは、序盤は互角の攻防をとなるかに見えたが、四十四年生号のマキ突きが決まるとジュンじゃんトガイが戦意を消失してしまい勝負ありと判定された。

 関脇戦の竜進号とドラゴンタッチュー戦は、前半は竜進号有利、中盤からドラゴンタッチューが盛り返し、スタミナと根性勝負になるか?と思われた矢先、一旦ぶつかり会った両牛がほぼ同時に戦列を飛ぶという珍しい展開となり、引分勝負と判定された。

 大関戦のてっちゃん花形ととしちゃんクラブは30分を超える長期戦となった。互いに相手の出方を見ながら勝機を伺っていたが、後半はてっちゃん花形が前に出て、それをとしちゃんクラブが凌ぐという展開。30分頃でついにとしちゃんクラブのスタミナが切れ、そこで踏んばりてっちゃん花形が前に出ると相手はそのまま敗走。この日一番の長期戦を制した。

横綱戦:龍星北斗vs天龍ゴバン丸
 先に入場したのは天龍ゴバン丸、場内で土をかき上げ相手の入場を待つ。後から龍星北斗が入場し、観客の視線が一点にあつまる。
 対戦開始早々激しく角の取り合いをすると、左から下角を取った天龍ゴバン丸が予想通り一気に柵に向かって行くが、ここはしっかりと受け逆に押し返す龍星北斗。二度三度と角カケからの速攻・腹取りを狙う天龍ゴバン丸だが、重い腰を生かして受け止めると逆にカケ返す龍星北斗。力の入る攻防に、両牛の応援団の声援と相まり場内の熱気が沸騰してくる。2分半を過ぎると受けていた北斗が前に出たし、ゴバン丸が後退。ここぞとばかりに北斗が一気に柵際に押し込み、腹取り炸裂!勝負ありと判定されるが、再び勢子が向けるも戦意なく戦列を離れ、今年最後の一番の勝敗が決した。
※番組内容には変更が生じますことを予めご了承下さい。