闘牛大会情報 |
闘牛トピックス
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全島一・中量級優勝旗争奪戦平土野大会 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
(平成18年1月3日現在) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
日 時:平成18年1月3日(火)午前10時開始 場 所:平土野闘牛場(天城町平土野) 主 催:天城町闘牛協会 後 援:徳之島闘牛連合会 入場料:大人 3,000円・小人 1,000円 |
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【大会の見所】
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新年の全島大会に相応しく、軽量級のベテラン対若手の封切戦に始まり、激しい攻防が期待されるベテラン同士の対戦から大型の初場所牛、人気実力牛の対戦が組まれた大会となっている。もちろんメインは全島一チャンピオン福田喜和道1号が不動の横綱の地位を保ち続けられるのか。本場所で片角を折りながら不屈の闘志で中量級チャンピオンの座を防衛した基山一撃がどのような闘いぶりを披露するのか。闘牛ファンにとっては見逃すことの出来ない大会となっている。 |
〈全島一優勝旗争奪戦〉福田喜和道1号 vs 大福環境開発白タビ号 |
チャンピオン福田喜和道1号の圧倒的強さの前に、昨年まではチャレンジャー不在の状態が続いたが、本年1月にはしげみ電撃、5月には大福環境開発1号(元 八重山酋長)、10月に柏木建設号と実力牛の挑戦が続き、闘牛ファンを沸かせてきた。新年幕開け早々のチャレンジャーは、本年5月の沖縄全島一大会で新チャンピオンとなり実績・体躯とも十分な、大福環境開発白タビ号(元 新垣白タビ)である。 チャンピオンの強さは今更語るまでも無いが、どのような相手でも決して手を抜かない、対戦開始直後からの体躯と道具を生かした速攻で相手を打ち砕いて来た。 対する大福環境開発白タビ号は、大型牛の激戦区沖縄でトータル八勝三敗の戦歴で、昨年6月から男髪ラジオン、仲西大力、嵐流と勝ち進み、山田若力とのタイトル戦を制し、四連勝と勢いに乗って徳之島入りしているだけに、なんとしても一矢報いたいところ。殆どの対戦が10分を超え、30分を超える長期戦を2度制しており、相手の技を受け流しながらスタミナが落ちた所を見計らい攻勢に転じるタイプである。 チャンピオン福田喜和道1号としては、道具を生かしワリ・ツキを見舞いながら、得意の速攻で一気に勝負を決める勝利の方程式に持ち込みたい。一方の大福環境開発白タビ号は守りが堅いだけに、闘牛場のリングを一杯に使いながら攻めを凌ぎ逆転勝ちを狙いたいところだ。 短期戦で一気に勝負がつくのか、チャンピオン未経験の長期戦に持ち込みチャレンジャーが逆転勝利を掴むか、全島一優勝旗争奪戦に相応しい1トンを越える大型牛の激突に期待が集まる。 |
〈中量級優勝旗統一戦〉基山一撃 vs 戦闘たかみち |
前場所で対戦中に右角が折れるというアクシデントに見舞われながらも、怯む事なく闘い続け防衛に成功したチャンピオン基山一撃。優勝旗争奪戦に相応しいその闘いぶりは、闘牛ファンに感動を与え徳之島闘牛界の歴史に新たな一ページを刻んだ。徳之島闘牛連合会の規約とは言え、そのアクシデントから僅か二ヶ月半弱で大会出場を決めるのは、牛主にとって過酷な決断であったと思われる。 一方のチャレンジャー戦闘たかみちは、平成14年10月の全島一大会で光ちゃん号として初陣を飾り、安定した取り口でもっか無傷の五連勝。角カケから勝機を逃さぬ速攻で勝ち星を積み重ね、いずれは優勝旗に挑戦するのではと見られていた。 この両牛の対戦は、先ず立ち合いに注目だろう。大きなハンデを背負う事となった基山一撃が、これまで通りの闘争心を持って向かって行き、戦闘たかみちも相手の状況に構う事なく得意技を繰り出して行けば一気に場内はヒートアップ。ツキ・カケ技の応酬で激しい攻防となるであろう。基山一撃は角の面から、戦闘たかみちは体力差の面から長期戦は避けたいだけに、10分以内の短期戦に収めたい所ではないだろうか。両牛の入場から目が離せない熱戦が期待される。 |
〈封切戦〉小虎王 vs 荒技進也 |
小象、くゎ〜ざる、竜虎天桜と名を変えながら徳之島闘牛界で活躍し、今場所は新オーナーのもと、小虎王として出場。ミニ軽量級王座の経験もあり、短期戦から長期戦までこなすベテラン牛である。対する荒技進也は沖縄で荒技三男坊としてお馴染みで、同クラスの牛からベテラン牛と対戦し、こちらも場所経験豊富な中堅牛である。 両牛の角のタイプは異なるが、互いに速攻を得意としているだけに、対戦開始から激しい技の応酬が期待される。とは言っても、慌てて攻め込もうとすれば逆に切り返され、相手の術中にはまる可能性もあるだけに、ペース配分が上手く出来た方が有利となるであろう。経験豊富な両牛の駆け引きに注目したい封切戦である。 |
〔南海日日新聞「闘牛特集」(平成17年12月30日付)紙面に寄稿。〕 |
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