闘牛大会情報
闘牛トピックス
70th Anniversary Bull Fight 〜名城回漕運輸70周年記念闘牛大会〜
(平成25年4月28日現在
日 時:平成25年5月3日(金)午後5時30分〜オープニング、午後6時〜対戦開始(予定)
場 所:徳之島なくさみ館(東目手久闘牛場:伊仙町東目手久)
主 催:(株)MIVIC
後 援:吉村畜産・前建設工業(株) 三賞贈呈:仁栄・迫田興産
入場料:大人2,500円(高校生以上)、小人1,000円(中学生)、小学生以下無料
勝敗 地 区 東  方 番 付 西  方 地 区 勝敗 対戦タイム
大志&舞祐ウエディングスペシャルマッチ
御前堂
(3連勝)
横綱
(3連勝)
ハリケーン☆牧號
(元沖縄 軽量級チャンピオン)
大関 当原戦士栄號
(牛主・東 栄光)
(むげん)
関脇 ブラックタイガー
小島青壮年同志会
闘将☆マングース
(元 闘将☆マングース)
小結
海舟誕生スペシャルマッチ
木之香 闘天ぶちかまし永岡號
(4勝1敗)
VS
(3連勝)
平成3・4年生
若手特別 大当同心こまめ
ハスキ
中兄弟蓮希號
花形 戦艦ピコ猿
(2勝1分け)
70th Anniversary スペシャルマッチ
戦闘荒鷲
(2連勝)
封切特別
(7勝1敗)
名古屋

アトラク
ション
丹向橋牛
大志&舞祐ウエディングスペシャルマッチ

(3連勝)
横綱

(3連勝)

大関
ハリケーン☆牧號
(元沖縄 軽量級チャンピオン)
当原戦士栄號
(牛主・東 栄光)

関脇
(むげん)
ブラックタイガー

小結
小島青壮年同志会
闘将☆マングース
(元 闘将☆マングース)


海舟誕生スペシャルマッチ
闘天ぶちかまし永岡號
(4勝1敗)

(3連勝)

若手特別
平成3・4年生
大当同心こまめ

花形
ハスキ
中兄弟蓮希號
戦艦ピコ猿
(2勝1分け)

70th Anniversary スペシャルマッチ
戦闘荒鷲
(2連勝)
封切特別

(7勝1敗)
【大会の見所】
会社の周年記念大会に相応しく、人気・実力とも備わった中堅クラスの対戦が多く組まれた大会だ。若手実力牛でミニ軽量級の挑戦牛候補にも上げられる「戦闘荒鷲」を、元ミニ軽量級王座のベテラン牛「富士皇」が迎え撃つ封切特別戦に始まり、小型牛ならではのスピーディーな攻防で場内を沸かせる両牛が対戦する「闘天ぶちかまし永岡号」対「黄金隼」、取り組み決定当初から実質上の中量級チャレンジャー決定戦と目されていた「清剣」対「富士若」の一戦は必見だ。

また、沖縄で「突撃ハリケーン」として活躍し「成龍号」に改名後は、軽量級王座に君臨すると名だたるチャレンジャーを打破して4度のタイトル防衛。9戦全勝の実績を引き下げ徳之島に移籍した「ハリケーン☆牧号」を、徳之島闘牛界のベテラン「当原戦士栄号」が迎え撃つ大関戦も、沖縄を含む多くの闘牛ファンが楽しみにしている。

〈横綱戦〉清剣vs富士若
「清剣」は2010年1月の大会が初陣で、デビュー戦牛対決の「宮竜パンダ」に5分58秒で勝利。11年1月の大会では「当原戦士栄号」と対戦。互いに一歩も譲らぬ攻防を繰り広げると、相手の隙を見逃さず速攻を決め11分40秒で技能賞を獲得。本年1月の大会で5連勝中の「福田環境天空龍」に初黒星を付け、実力牛ぶりをまざまざと披露し現在3連勝中だ。

対する「富士若」は、11年9月の大会でベテラン「入福パンダ」に16分9秒で勝ちデビュー戦を飾り、現オーナーにトレードされた。12年5月の大会で「九紋龍」と対戦、ベテラン相手に10分57秒で勝利すると、同年10月の大会で荒技牛「伊仙同志会」と激突。一旦は相手の速攻をまともに受けて柵に張り付けられるも、徐々に自分のペースに持ち込み逆転勝利し、すさまじい闘牛根性を見せつけた。

この対戦はどちらが先に仕掛けるかがポイントだろう。序盤は相手の出方を伺うタイプの清剣は、徐々にエンジンを掛けて攻勢に転じて行くはずだ。敵が仕掛けてくるのを待つだけの余裕があれば勝機が見えてくる。更には、相手が攻めあぐね焦りが生じれば一気呵成に攻め立てるだろう。
一方の富士若は、ジャブ気味にワリ技を繰り出しながら敵に隙ができるのを伺いたい。どんなに隙がない相手でも守り疲れが出る場面があり、辛抱し切れず角カケを仕掛けてきたところを切り返し、そのまま柵際に押し込んで腹取り速攻を見舞いたい。
次戦は中量級優勝旗奪取を目指すためにも、何としても両牛とも勝ち星をもぎ取りたいはずだ。両牛の人牛一体となった熱戦に応援団の声援が響き渡り、場内が興奮に包まれるのは間違いない。徳之島闘牛のだいご味を見せつけてくれる大勝負をとくとご覧頂きたい。

〈スペシャルマッチ〉闘天ぶちかまし永岡号vs黄金隼
「闘天ぶちかまし永岡号」は、2009年4月の大会がデビュー戦。「熊姫」に8分49秒で勝利し殊勲賞を受賞し、10年5月の大会で対戦相手に戦意が無く不戦勝だったが、11年1月の大会で「大和KID」を6分58秒で下し殊勲賞に輝いた。同年10月の大会は「二等兵」を16分01秒で退け、3度目となる殊勲賞を獲得し勝ち星を4に伸ばした。本年1月の大会で「闘将☆マングース」と30分を上回る激闘の末に惜敗はしたが、ツキ技からの速攻を得意とするファイトあふれる闘いに、人気は衰えるところを知らない。

対する、「黄金隼」は「隼Jr.」として10年9月の大会で「徳之島台風2号」とのデビュー戦対決に6分11秒で勝利し敢闘賞に輝き、現オーナーがトレード。黄金隼として出場した12年1月の大会で、ベテラン牛「二代目突撃三虎あやね」に11分02秒で勝ち、同年5月の大会で「真龍ももかKID」を15分29秒下し、現在3連勝中と勢いに乗っている。

人気実力とも十分の両牛の対戦だけに、10〜15分程度の中期戦で勝敗が決するのではないか。何としても復帰戦を飾りたい闘天ぶちかまし永岡号、ここで黒星を喫するわけにはいかない黄金隼の意地と意地のぶつかり合いが予想される。
両牛の体調はもちろん、当日の天候やグランドコンディションも勝敗に影響しそうであり、ペース配分を保てた方が勝ち星を掴むだろう。実力牛ならではの駆け引きに注目だ。

〈封切特別戦〉戦闘荒鷲vs富士皇
若手実力牛として評判の高い「戦闘荒鷲」が、ミニ軽量級王座にも輝いたベテラン牛「富士皇」と激突する闘牛ファン必見の取り組みだ。

戦闘荒鷲は、デビュー前からタッチュー気味のガン角を生かしたツキ技得意の試合巧者として知られ、2012年1月の大会で「青龍」に2分26秒で勝利し初陣を飾ると、同年10月の大会で荒技牛「伐折羅天龍」と対戦。相手のガン角を使ったワリやツキ技を巧みに封じ込め、7分15秒で勝利し実力ぶりを見せつけた。

対する「富士皇」は、07年6月の大会で「ちょっとだけパンダ」に44秒で勝利しデビュー戦を飾ると、08年の5月の大会で「荒蜂」と対戦、若手有望牛対決を11分31秒で制し敢闘賞を受賞。09年1月の大会は「桜虎」に36秒で勝ち「南郷杯優勝旗」を獲得し、10年1月の大会では18分53秒で「名古光一号」を退けタイトルを防衛した。
満を持して11年1月の大会で「ミニ軽量級優勝旗」に挑戦し、「突撃TSチワワ」との18分29秒に渡る激闘の末にミニ軽量級王座に着いたが、諸事情で同優勝旗を返納。同年8月13日大会で、27分20秒という長期戦の末に「零次パンダ」に惜敗し、初黒星を喫した。1年余りの休養を経た12年8月の大会で、「信千代」に8分15秒で勝利し復帰戦を飾ると、本年1月の大会で「杏珠小鉄」と22分余りの激闘を繰り広げ勝利。トータル7勝1敗の戦歴を誇り、闘牛ファンお馴染みの人気実力牛だ。

両牛とも、接近戦でツキ技やワリ技を顔面や角の根元に見舞いダメージを与え、敵のスタミナを奪いたい。相手の下角を取り、牛の弱点でもある角の根元を傷め続けられた方に勝機が見えてくる。
武器である角を有効に生かしたツキ、ワリ技を得意とする両牛だけに、互いに鮮血を帯びての熱闘が見込まれる。顔面を真っ赤に染めながらの激しい攻防に、悲鳴にも似た歓声が場内に広がるのは間違いない。注目の封切戦を制するのはどちらか。

(平成25年4月28日付南海日日新聞に執筆)

闘牛大会日程・結果
平成25年
GW大会
5月2日
ナイター大会
5月3日大会
5月3日
ナイター大会
5月4日大会
中量・ミニ軽量級
5月5日大会
全島一・軽量級
同結果 同結果 同結果 同結果 同結果

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