闘牛大会情報
平成16年10月13日現在
全島一前夜祭ナイター闘牛大会
日 時:平成16年10月16日(土)午後6時開始予定
場 所:東目手久闘牛場
入場料:入場料:大人2,500円 小人1,000円
主 催:東部闘牛愛好会目手久支部
後 援:久保商事・鉄建(株)・(有)大阪テクノ工業・(合)あたり実業
※特設でナイター設備を用意して開催致します。
勝敗
地 区
東   方
番 付
西   方
地 区
勝敗
対戦タイム
亀 津 黒天慶久号
(牛主:住 芳雄、9勝1敗)
横 綱
(牛主:盛岡隆行、4連勝)
天 城
亀 津 ルリン
瑠凛カキヤー
(元沖縄 サンコウ嵐)
大 関 黒潮岩力
(牛主:西本隆志、1勝)
目手久
亀 津
(前ミニ軽量級チャンピオン、牛主:波田宝和、2勝1敗)
特 別 大知卓心
(元賢士トガイ、3勝2敗)
目手久
面 縄 突撃爆竹永里号
(1勝)
特 別
(牛主:上岡 将、天城若手No.1)
浅 間
阿 権
(1勝)
関 脇
(牛主:富 富積)
面 縄
与名間 ぴーす天龍 花 形 オバァー爆弾 目手久
亀 津 昭和57年生
真っ赤なハッピ連合
(牛主:昭和57年生)
花 形 センシンリキ

(牛主:村田 寿)
木之香
喜 念 (スズメバチ)
(デビュー戦、喜念若手No.1)
封切特別 荒岩台風勇也号
(デビュー戦、亀津若手No.1)
亀 津
面 縄 (あずき) アトラク
ション
幸山真悟号 目手久
横 綱
黒天慶久号
(9勝1敗)

(牛主:盛岡隆行、4連勝)
※番組内容には変更が生じますことを予めご了承下さい。

【大会の見所】
得意の角掛けが決まれば正に敵無し、黒天慶久号対天龍狼の横綱戦。ツキ技でミニ軽量級チャンピオンの座にも着いた南砲に対し、見事なトガイ角を生かしたツキ技で場内を沸かす大知卓心(元 賢士トガイ)の特別戦。勝機を見逃さぬ見事な速攻で本年5月の初場所を飾った突撃爆竹永里号に対し、今大会が初場所ながらツキからの速攻を得意とし若手有望牛との評判が高い将天山の特別戦。初場所同士の対戦ながら、その名の通り戦慄極まるツキ技を得意とする雀蜂に対し、カケからの速攻を得意とする荒岩台風勇也号の封切特別戦は激戦が期待され、若手から中堅・ベテランの技牛が出場する大会となっている。

〈横綱戦〉黒天慶久号vs天龍狼

平成12年7月のデビュー戦から無傷の七連勝、下からすくい上げる角掛けで強豪を次々と打ち砕き、その名を闘牛界に轟かしてきた“黒天”こと黒天慶久号。本年正月大会での連勝ストップは、瞬く間に全国の闘牛所に広まった。復帰を目指し、その後の6月、8月大会と立て続けに横綱戦に出場するも、対戦相手に戦意無く不戦勝や判定勝と復調振りを発揮出来ない取り組みが続き、今回はその鬱憤を晴らしたいところ。
対する天龍狼は、平成15年4月の大会で天龍狼として横綱戦に出場し徳之島初場所を飾ると、鉄心・高田部屋と名を替えながら、本年5月の大会まで無傷の四連勝。闘牛界随一と言われる大角を生かし、ワリ・ツキを交えながら相手の首を捻じ曲げる角掛けで対戦牛を圧倒している。
序盤は相手の技を受けながらも、角掛けで一気に形成を逆転して勝ち星を掴んできた黒天だが、天龍狼の技をまともに受ける事は避けたい。自ら一気に角掛けで相手を柵まで持ち込むか、巧く回り込みながら相手の力が弱まる所を見計らって逆に掛け返して勝負を決めたい。対する天龍狼も相手の角掛けでじわじわ攻められては不利であり、ジャブ代わりにワリ・ツキを使い、怯んだ隙に左右からの角掛けで相手の首を捻じ曲げながら、柵に向かってまっしぐらに前進したいところ。
黒天は敗戦の後遺症が抜けていない?天龍狼は年齢的にピークが過ぎている?等の説もあるが、両牛ともこの対戦に備えて万全の仕上がり。伝家の宝刀である角掛けに持ち込んだ瞬間その雌雄が決する両牛にとって、この対戦こそ願っても無い取り組みであり、正に闘牛ファンが待ち望んだ対決。攻守が入れ替わる度に場内が湧き上がる激戦が予想される。

〈特別戦〉南砲vs大知卓心(元 賢士トガイ)

前ミニ軽量級チャンピオンの南砲。本年正月大会での対戦後半からのマキ(前頭部)を鮮血に染めての壮絶なツキ合いは、闘牛ファンの記憶に新しいところ。対する大知卓心も、賢士トガイとして対戦開始間際のツキ技でデビュー戦を飾り、技牛としての評判が高い中堅牛である。
それぞれ前場所の大会で惜敗を記しているが、敗因は得意のツキ技を封じられた事によるものと思われる。がっぷり四つとなっては両牛とも技を出せない、それぞれ自分の間合いで戦いたいところ。壮絶な突き合いとなるのかクリーンヒットで一気に勝負が付くのか、闘争心むき出しの熱戦が期待される取り組みである。

〈特別戦〉突撃爆竹永里号vs将天山

角掛けからの速攻を得意とする突撃爆竹永里号に対し、突きからの速攻を得意とする将天山の対戦。既に本場所で勝星を掴んでいる突撃爆竹永里号は、前回同様角掛けで相手の技を出させず、体力を消耗させてからの電撃速攻で勝負を決めたい。対する将天山は初場所だけに、本場所独特の雰囲気に飲まれる事無く得意技で勝利を掴みたいところ。
どちらが相手の技を出させず、自分のペースに持って行けるかが勝敗の行方を左右しそうだ。ヒラ(横開き)角の牛はマキが強いと言われるだけに突き技が有効打にならず、速攻狙いで腹の取り合いになる事も予想される。相反する技の応酬による攻防が期待される。

〈封切特別戦〉雀蜂vs荒岩台風勇也号

前評判の高い初場所牛同士の対戦が今大会の封切戦を飾る事となった。雀蜂は闘牛界に実力牛を輩出し続け、日韓闘牛交流の立役者でもある喜念の永田氏の愛牛。命名の由来も蜂が刺すような突き技を得意とする事から来ている。
対する荒岩台風勇也号は、その名の通り沖縄・徳之島で全島一の在に就いた二代目荒岩の血統。横綱候補と言われ続けている竜拳荒岩の孫に当り、大型有望牛と期待される基山赤鷲の仔として徳之島で生まれ抜群の血統を誇っている。
得意の突き技で圧倒し、一気に腹取りに持って行きたい雀蜂に対し、角掛けで相手の突き技を出させず速攻を決めたい荒岩台風勇也号。両牛ともデビュー戦なだけに、本場所で評判通りの力を発揮できるか注目したい。封切戦に相応しい熱戦となりそうである。

〔上記内容は、南海日日新聞「闘牛特集」(平成16年10月14日付)紙面に寄稿した文章です。〕
平成16年秋大会 9月19日大会 10月16日大会 10月17日大会 11月6日大会
同結果 同結果 同結果 同結果

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