闘牛大会情報
平成17年4月27日現在
コウダ技電創立20周年記念闘牛大会
〜ミニ軽量級優勝旗争奪戦〜
日時:平成17年5月1日(日)午前10時開始
場所:伊藤観光ドーム
入場料:大人3,000円 小人1,000円(予定)
催:(株)コーダ技電
援:亀津BULL FIGHTING TEAM
勝敗 地 区 東   方 番 付 西   方 地 区 勝敗 対戦タイム
福田喜和道2
元 大嗣建設北白龍、沖縄含む5連勝

(2連勝)
猛将サムライ貴代昌号
(元 中量級チャンピオン、12勝1敗)
二代目☆若櫻☆
目手久
チャンピオン

(4連勝)
ミニ軽量級優勝旗争奪戦
チャレンジャー
昭和27年生 岩下辰士号
(元ムサシ、13連勝)

(牛主:泰山裕次)
徳和瀬
福田力号
(牛主:福田吉成、4連勝)
指名特別 昭和55年生
GoGoゴバヌ
(元ナーバルゴバヌ、4連勝)
一心力
(牛主:富山誠・吉村典彦)
特別花形 勝進嵐大 平土野
犬田布 昭和61年生遮那王
(牛主:福島勇二郎、3連勝)
ミニゴジラ成美
(牛主:大沢成美)
井之川
上面縄 友愛同志 48ヒットマン 雷パンダ
(元沖縄 丸章パンダ)
仁木組従業員号 花形 躍進花形さくら
優勝旗返納・あいさつ
セントラモウゲキタカボウ
戦虎猛撃貴坊
花形 戦闘小力 上面縄
手々青年団荒磯号
(牛主:手々青年団)
花形 戦将荒風パンダ
(牛主:崎島博文)
時久大力
(牛主:野部雄大)
封切特別 雄尚大力
(牛主:竿之花闘牛組合)
横綱
福田喜和道2
元 大嗣建設北白龍、沖縄含む5連勝

(2連勝)


※番組内容には変更が生じますことを予めご了承下さい。

【大会の見所】
企業の周年を記念し、有志が集まって企画した大会である。初場所ながら有望牛と評価の高い若手大型牛同士の封切戦に始まり、軽量・中量クラスの対戦。二・三戦目の若手から10戦を数えるベテランまでの取り組みが揃い踏みしている。中でも4連勝と正に昇り龍といえる両牛の対戦となった指名特別戦。前場所で初防衛に成功し、実力の高さを見せつけたチャンピオン大陸王に対し、徳之島闘牛界の名牛ながら、これまで無冠だった岩下辰士號が悲願の挑戦牛となったミニ軽量級優勝旗争奪戦。次の全島一候補との呼び声の高い二頭の激突が実現した横綱戦と、今後の闘牛界を占う上でも見逃せない大会となっている。

〈横綱戦〉福田喜和道2号vs衛村号
ゆくゆくは避けて通れない相手と見られていた二頭の対戦が、いち早く実現した。
福田喜和道2號は、沖縄産ながら徳之島で幼少時代を過ごして沖縄に移籍し、大嗣建設北白龍としてデビュー。初場所から順調に勝星を重ね、四戦目でベテラン実力牛にキャリアの差を跳ね除けて勝利。一気に評価を高め、現オーナーの福田喜和道氏にトレードされた。昨年4月の徳之島デビュー戦でも名うての実力牛を退け、潜在能力の高さを見せつけた。
対する、衛村號も沖縄産で現牛舎にて育てられ、僅か3.5才でデビュー戦を飾り。二戦目では、キャリアで上回る実力牛の連勝記録にストップを掛ける金星を上げ、その力量の高さを披露した。
互いに鋭く内側に湾曲した、いわゆるガン角を武器としているだけに、それを有効に使い、相手により多くのダメージを与えた方が有利となる。ほぼ一年ぶりの本場所出場である福田喜和道2號に対し、約2年半ぶりの本場所出場という衛村號の場所間隔がどれだけ影響するか。
福田喜和道2號は体重で相手が上回るだけに、早目に勝負をつけたいところ。下角を取り、相手の角の根元を痛めながら前に出て、怯んだところで間髪いれず腹取りを決めたい。対する衛村號は、相手に下角を取らせない、もしくは上から圧力を掛けて相手のスタミナを消耗させたいところ。対戦タイムが10分を過ぎれば、衛村號有利な展開になるのではないかと予想される。
事実上の全島一チャレンジャー候補決定戦と言われるだけに、大型牛ならではの激突に場内が沸く熱戦が予想される。

〈ミニ軽量級優勝旗争奪戦〉チャンピオン大陸王vsチャレンジャー昭和27年生岩下辰士號
チャンピオン大陸王はデビューから二連勝でタイトルに挑戦し、その座を獲得しつつも実力には未知数の部分が多かったが、前場所でキャリアの上回るチャレンジャーを退けタイトル防衛に成功した事で、その実力の高さが証明された感がある。一見派手さは無いが、相手に応じた闘い方が出来るのが持ち味と言える。突き技を得意とする相手には角掛けでその技を封じ、速攻を得意とする相手には巧みに回りこみながら、相手を懐に入れない。攻守のバランスが抜群で、対戦を重ねる毎に戦力がアップしている。
対するチャレンジャー岩下辰士號は、闘牛ファンには既にムサシとしてお馴染み。これまで無傷の13連勝。クラスが異なるとは言え、現役牛では全島一横綱の福田喜和道1号に次ぎ、徳之島の戦歴のみでは現役牛で最多の勝ち星を誇りながら、タイトルとは無縁であった。このチャンスに何としてもタイトルを獲得し、連勝記録更新に花を添えたいところ。
序盤は双方とも相手の出方を伺う展開となり、どちらが先に仕掛けるかがポイントとなるであろう。大陸王としては相手が先に仕掛けてくれ、その攻めを凌ぎながらスタミナが落ちるのを狙いたいところ。対する岩下辰士號も相手に圧力を掛けながら、たまらず相手が仕掛けて来るところを狙いたい。得意の跳ね上げで相手の体を浮かせ一気に懐に飛び込み勝負を決めたいところ。勝敗と共に優勝旗の行方が、闘牛界の注目を集める一戦である。

〈指名特別戦〉福田力號vs昭和55年生GoGoゴバヌ(元ナーバルゴバヌ)
福田力號は、突き技を交え相手を下から跳ね上げながら攻め込むのを得意とし、尽く相手を退け4連勝。対するGoGoゴバヌは、ナーバルゴバヌとしてデビューし、角掛けからの腹取りを得意として二連勝、現オーナーにトレード後も二連勝と順調に勝星を重ねている。勝星は同じ四連勝ながら、得意とする技は突き対角掛けと相反する両牛。戦力では拮抗すると思えるだけに無駄な攻めをせず、ペース配分を守った方が有利となるであろう。
福田力號は相手の角掛けを受け流しながら、突き技でダメージを与え隙が出来たところで一気に飛び込みたい。対するGoGoゴバヌは首力で相手の首を捻じ曲げ、一気の腹取りで勝負を決めたいところ。対戦タイムが長引けば福田力號有利、短期戦で型をつけることが出来ればGoGoゴバヌ有利と予想される。両牛の頭脳プレーが勝敗を左右する、観客を魅了する熱戦が期待される。

〔上記内容は、南海日日新聞「闘牛特集」(平成17年4月27日付)紙面に寄稿した文章です。〕

闘牛大会日程・結果
平成17年
GW大会
4月29日大会 5月1日午前大会 5月2日午後大会 5月3日全島一大会 5月4日大会
同結果 同結果 同結果 同結果 同結果


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