闘牛大会情報 |
平成17年4月27日現在
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(祝)第8回全国闘牛サミット記念全島一・中量級優勝旗争奪戦伊仙大会
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日時:平成17年5月3日(火)午前10時開始(午前9時よりオープニングセレモニー) 場所:伊仙闘牛場 入場料:大人3,000円 小人1,000円 主催:伊仙町町闘牛協会中部支部 後援:徳之島闘牛連合会 |
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※番組内容には変更が生じますことを予めご了承下さい。 |
【大会の見所】
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全国闘牛サミット記念と冠するに相応しく、見所十分の取組の連続となった。若手大型牛の初場所対決で封切られ、一 ・二戦目の若手からベテラン、700kg台の軽量から中量・大型牛まで力の拮抗した対戦が組まれている。他地域からは、昨年岩手県で開催された第7回全国闘牛サミットで横綱戦に出場した畠山號が涼夏白龍として、新潟県旧山古志村からはマキバオーこと戦闘龍亜理沙。すでに当地でデビュー済みながら沖縄県代表としてクロフネが出場し、地元勢とどのような戦い振りを見せるか期待したい。 |
〈全島一優勝旗争奪戦〉福田喜和道1号vs大福環境開発1号 |
徳之島のみならず全国の闘牛所にその名を轟かす、チャンピオン福田喜和道1号。七度のタイトル防衛を果たし、八回の優勝旗獲得回数という金字塔を打ち立てている。果たしてこのチャンピオンに挑戦する闘牛はいるのかという状況の中、沖縄で二度全島一横綱の地位につき、人気と実力を兼ね備えたスター牛八重山酋長が徳之島にトレードされ、新オーナーの会社名を冠し大福環境開発1號としてチャレンジする事となり、闘牛ファンが夢見た対戦が現実のものとなった。 夢の対戦をじっくりと堪能したいところだが、この対戦は仕切りが重要なポイントとなりそうだ。チャンピオン福田喜和道1号は先に入り、入口を睨みながら相手が入場すると同時に前進し、体を横向きにして仕切りに入る。対する、大福環境開発1號はいつも通り、入場すると同時にグランドに体を擦りつけ、じっくりと仕切りに入るものと予想される。この仕切りで場内を静まり返すのも闘牛ならではの魅力である。実力牛に成れば成る程仕切りながら相手を見極め 、勝負展開を決める、と同時になだれ込むような攻めを見せる。武道で言う相手との間合いの取り方が勝敗に影響する。 両牛ともこの仕切りで対戦相手を圧倒したという実績があるだけに、この瞬間から目が離せない。静寂から、角を交えると同時にもの凄い歓声が湧き上がることになるであろう。どのような相手でも決して容赦しない、チャンピオン福田喜和道1号。角を合わせると同時に体重を乗せた怒涛の押込みは正に電車道、そのまま一気に勝負を決める可能性もある。対する大福環境開発一号も対戦開始から全開で攻めるタイプ。左右からのワリをボクシングのジャブのように見舞い、怯むと同時に角掛けで相手の首を捻じ曲げ柵に向かってまっしぐら。反対に回り込もうとすれば、逆から掛け返し決して逃さない。どちらが勝つにしても、対戦タイムは短時間となるであろうが、闘牛ならではの醍醐味が凝縮される濃厚な一番が予想される。闘牛ファンならずとも見逃せない、世紀の一戦である。 |
〈中量級優勝旗争奪戦〉基山一撃(元 関西一撃)vs嵐気流英樹號 |
全島一優勝旗争奪戦に負けず劣らずの一戦である。基山一撃は八重山産ながら隠岐の島を経て徳之島デビュー。関西一撃として四連戦し、昨年5月の大会で念願の優勝旗を獲得。突き技で相手の角の根元・眉間にダメージを与え、戦意を奪うのを得意としている。昨年10月、本年正月と連勝牛同士の対戦を制し、この階級でトップクラスの実力を見せつけた。 対する嵐気流英樹號は、嵐気流として沖縄で活躍。内側に湾曲した角を武器に、体重で上回る相手との対戦を余儀なくされながらも勝星を重ね、徳之島にトレード後も活躍し、かねてより中量級のチャレンジャー候補と見られていた。 この両牛の対戦は正に刀を持っての切り合い。切れ味鋭い角で双方マキを真っ赤にしての激戦を余儀なくされるであろう。比較的リングが狭い伊仙闘牛場だけに、突きながら前に出て相手を横向きにさせ、そのまま張り付けたいのが嵐気流英樹號。そこを回り込みつつ、角を相手の眉間に当てながらスタミナを奪えば基山一撃のペース。勝利への執念の強さも影響してこよう。武器を巧みに使う両牛の熱戦に沸く大一番が期待される。 |
〔上記内容は、南海日日新聞「闘牛特集」(平成17年4月27日付)紙面に寄稿した文章です。〕 |
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