闘牛大会情報
闘牛トピックス
第9回全島一・軽量級優勝旗争奪戦徳之島町大会
(平成26年1月3日現在
日 時:平成26年1月3日(金・祝)午前9時40分〜あいさつ、優勝旗返納、午前10時対戦開始
場 所:伊藤観光ドーム闘牛場(徳之島町亀津)
主 催:徳之島町闘牛協会
後 援:徳之島闘牛連合会
入場料:大人3,000円(高校生以上)、小人1,000円(中学生)、小学生以下無料
勝敗 地区 東  方 番 付 西  方 地区 勝敗 対戦タイム
チャンピオン
伊藤兄弟 

(牛主:伊藤範久、4勝1敗)
全島一
優勝旗
争奪戦
チャレンジャー
闘将恒夫丸
(牛主:富岡恒夫、4勝2敗1分け)
0分44秒
保岡大信玄
(牛主:保岡盛満、3連勝)
大関 企画 島牛楽
1分05秒
チャンピオン
優翔大力
(牛主:戦闘牧グループ、沖縄含む14勝1分)
軽量級
優勝旗
争奪戦
チャレンジャー
二代目 関東ルビー
(牛主:中山宗輔、沖縄含む7勝1敗)
3分44秒
飛翔虎丸
(牛主:島 利重)
大型特別 海進美優均丸
(牛主:池田増夫)
12分04秒
東天龍海輝
(牛主:大川牧場グループ)
小結 篠原サッシ緑沙
(調教師:和也)
20分21秒
やまし
卒業記念 

(牛主:森山宗哉、元猛将たくま)
特別
(牛主:盛 大翔)
目手久 1分20秒
技能賞
闘将海龍
(牛主:東 海志、1分け)
指名 関東一撃
(牛主:吉村恭平、デビュー戦)
1分14秒
哲也☆若力
(牛主:吉田哲己)
花形 戦闘美龍
(牛主:まこと&だいち、デビュー戦)
13分44秒

(牛主:枠組会)
花形 真翔剛荒虎號
(牛主:真翔剛グループ)
10分59秒
敢闘賞
小岩パンダ
(牛主:大城由香)
特別
(牛主:福田末男)
17分54秒
殊勲賞
祝 成人

(調教師:福島勇気、2連勝)
封切指名 突撃眞也
(牛主:當 光栄、デビュー戦)
1分49秒
伊藤兄弟 天龍王が全島一タイトル防衛!
軽量級は二代目 関東ルビーが新王座に!

徳之島の正月に無くてはならない闘牛大会は、元旦の午後に開幕。4日まで連日熱戦が繰り広げられた。特に今大会においては、徳之島闘牛連合会認定の全島一・中量級・軽量級・ミニ軽量級の4大タイトル中、全島一以外は全てチャンピオンが入れ替わるという波乱の場所となった。

伊藤兄弟 天龍王」(左)対「闘将恒夫丸」全島一優勝旗争奪戦
「優翔大力」(左)対「二代目 関東ルビー」の軽量級優勝旗争奪戦

〈全島一優勝旗争奪戦〉伊藤兄弟 天龍王vs闘将恒夫丸

「伊藤兄弟 天龍王」は、10年1月大会のデビュー戦が不戦勝。翌年10月大会で「狙琉邪」に勝って2連勝とし、本年1月の全島一優勝旗争奪戦において「基山大宝」に挑戦し敗れはしたものの、続く6月の大会で「荒神北斗」に不戦勝。10月14日の全島一優勝旗争奪戦でチャンピオン「喜念王道 康貴大力」に勝利し、悲願の優勝旗を獲得した。

対する「闘将恒夫丸」は、08年1月大会で「綾香トガイ」に勝利後、09年4月大会は「闘魂パンダ」と引き分け、同年9月大会で「丸正建設蟹号」に惜敗したものの、10年10月大会で「赤鮫」に勝利。「龍王丸」、「玉江大王」を下し、12年10月大会で全島一横綱「基山大宝」に挑戦。敗れはしたが、休養十分でこのチャンスを向えた。

互いにツキ技からの速攻を得意としているだけに、短期戦が予想されていたが、短めのいわゆる“ガン”角を生かして積極的に前に出た天龍王が、44秒で敵の戦意を奪い敗走させ、初防衛に成功した。

牛は「頭を合わせて組んだ時点で相手の強さが分かる」とも言われる、それでも何とか不利な状況を打開しようと奮闘する牛もいれば、勝ち目が無いと早々に戦列を離れる牛もいる。闘将恒夫丸は、名だたる牛と歴戦を重ねて来ただけに、敵の力も読めたはずだ。

幼少時に過ごした牛舎を同じにする先輩と後輩であり、年3回の防衛戦を強いられるチャンピオンに“頑張れよ!”とエールを送ってくれたのだと思いたい。

全島一横綱は島のみならず、“全国一の横綱”だと、島の牛主は自負している。その錦の御旗にいかなる猛者が挑んでくるのか?全島一優勝旗をかけた攻防戦が、徳之島闘牛界を益々けん引してくれるだろう。

対戦開始 対戦開始早々攻め込む天龍王
押し込みに耐える闘将恒夫丸 勝機と見て前に出る天龍王
全島一タイトル防衛を喜ぶ伊藤兄弟 天龍王の牛主と応援団の皆さん

〈軽量級優勝旗争奪戦〉優翔大力vs二代目 関東ルビー

「優翔大力」は、沖縄で軽量級チャンピオン「丸昇組花形」として2度のタイトル防衛を果たすと、優勝旗を返納し6戦全勝の戦歴を誇り徳之島へ移籍。2010年10月大会で徳之島での初陣を飾り、「岩下バイソン」と52分余りの長期戦の末に引分けた後、11年10月大会で「綾音無双レイア号」に勝利し、軽量級優勝旗を獲得。「背白花形」、「ボロジノ娘」、「森山工業孫一号」を下すと、本年1月の「岩下バイソン」との再戦を制した。続く5月大会で「零次パンダ」、10月大会で「コウダ技電ラッキーパンダ」を敗走させ6度のタイトル防衛に成功した。

圧倒的な存在感を誇るチャンピオンに挑んだ「二代目 関東ルビー」は、沖縄闘牛界において「金功重機白王」として活躍。6戦全勝の戦歴を引き下げ12年11月、「第98回秋の全島大会」(沖縄県うるま市石川イベント広場)で、当時の軽量級チャンピオン「闘将☆メカ」に挑戦。13分弱の激戦の末に惜敗したものの、守備の堅さと勝機を見逃さない集中力の高さは、当時から抜群の評価を得ていた。

既に悟りを開いているかのような闘いぶりで、攻撃に対する守備が上手く、攻め込まれているように見せながら、角先を敵の角の根元などに当てダメージを与える。そのようなチャンピオンに勝つためには“この方法しかない”と言える内容で、二代目関東ルビーが悲願の軽量級優勝旗を奪取した。

対戦開始早々からもみ合いから、互いに速攻の応酬となり場内の熱気は一気にヒートアップ!積極的に前に出る二代目関東ルビーだが、柵に詰まる手前で切り返すのがチャンピオン得意の戦法であり、術中にはまったかに思われた。

あっという間に対戦タイムは3分が経過。ここで、二代目関東ルビーが一気に攻勢に出た。チャンピオンの足下が軽くなったと見たのだろう。怒涛の攻めで、柵に向かってまっしぐら。何とか首持たせで残そうとする敵を、容赦なく柵に張り付け、追い打ちも決め勝負あり。対戦タイム3分44秒、リング内を応援団の勝利の手舞が包んだ。

今後の軽量級優勝旗争奪戦も、徳之島闘牛ならではの荒々しい攻防が繰り広げられ、二代目関東ルビーの防衛戦は、目が離せないことになりそうだ。

対戦開始 砂塵を上げて闘う両牛
攻める二代目関東ルビー(右) 腹取り速攻を決める二代目関東ルビー(右)
軽量級優勝旗獲得に沸く二代目関東ルビーの牛主と応援団の皆さん

闘牛大会日程・結果
平成26年
新春大会
1月1日大会
大会
1月2日大会
中量・ミニ軽量級
1月3日大会
全島一・軽量級
1月4日大会
午前大会
1月4日大会
午後大会
同結果 同結果 同結果 同結果 同結果

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